「龍馬君のページ」パート9

 冬の日だまりが気持ちいいのは、人間も猫も犬もみんな同じです。窓越しに入る冬の日差しは、暖かい空気を部屋中に満たして心地よい眠りを誘ってくれます。龍馬は前の晩に熟睡したのか、しっかり目覚めております。
 人間であれば、きっと大変な色男なのでしょうね。散歩に行く先々で、多くの雌犬に好かれ、友達は数え切れないほどになりました。雄犬でさえ、龍馬とならすぐに仲良くなってしまうという有様です。性格が非常に温厚で、決して相手に対して敵意をむき出しにすることがない龍馬は、誰からも、もちろん飼い主達からも好かれるのです。
 小さい頃、インターネットに載っていたクマゴローのような龍馬は、すっかり好青年に成長しました。このきりっとした体躯と表情はCMデビューもできそうな雰囲気です。
 最近では食欲も旺盛で、散歩の際のお通じも絶好調のようです。もちろんいたずらもかなり賢くなりました。おかしいのは吠え方が大きく変わってきたことです。私たちの会話を真似ているのか、まるで言葉をしゃべるような吠え方をします。本当にしゃべっているような感じなのです。セキセイインコやオウムや九官鳥ではあるまいし、もし本当に人間の言葉らしきものを発するようになったらどうしましょう。
 庭を猫が通過しているときは、猫が鳴くような声を出します。皆さんが実際に聞いたらびっくりしてしまうでしょう。これは飼い主の聞き違えなどではなく、本当にそうなのです。妻も私も同じ意見。きっと、家の中で私たちの会話を常に耳にしながら生活していたので、知能が急速に発達したのではないかと思います。柴犬は元々賢い犬種だと言われていますが、この子の目を見ると、本当に自分の心の中を見透かされているような気持ちになります。
(2005年11月5日早朝撮影)

 「もう、パパったら、僕は眠いんだから、写真撮影は勘弁してよ」と言わんがばかりの龍馬の顔。でもあまりにも愛くるしい表情をしていたので、妻に頼んでこっそりデジカメを持ってきてもらい撮影開始。まどろんでいた龍馬はフラッシュがたかれて、何が起きたのかとびっくりしてしまったようです。でも、特に写真撮影以外は何もないということがわかると、まだまどろみ始めました。本当に可愛い表情でしょう?「親ばか」ですかね。(2005年11月6日夜撮影)

 夕方の散歩から戻ってきた龍馬は、パパがすぐに仕事に出てしまうことを知っていて、何とか自分のんほうに注意を向けようと、パパのジョギングシューズをゲットしました。テーブルの下にシューズを持ち込んだ龍馬は、パパがシューズを取り返そうとするのをしっかりと見張っています。ちょうどそこにママが仕事から帰ってきたので、龍馬がそちらに気を取られた瞬間を見逃さずに、パパは自分のシューズを無事奪還したのでありました。(2005年11月7日夕方撮影)
 後半の写真は翌朝の散歩に出かける前の龍馬が、何やら小さな石のようなものをかじるのに夢中になっているところです。パパとママに挟み撃ちされて、ママが龍馬の鼻を押さえます。すると息が苦しくなった龍馬はぽとっと石をパパの手のひらの上に落としました。こんなものを食べたらまた病院行きになってしまうかも知れません。「パパ、僕の石返してよ」とばかりにパパを見上げる龍馬でした。(2005年11月8日早朝撮影)

 龍馬も肩が凝ったりするはずだと思って、以前前足や後ろ足、それに肩や腰のあたりをマッサージしてあげたのですが、そうしたら案の定いい気持ちだったようで、この晩のようにのびのび状態になってしまいます。背中をさすられるのも大好きで、最近ではこちらに背中を向けてお座りをすることもあります。そういうときは背中をマッサージしてくれという意味なのです。気持ちよくなった龍馬は調子に乗って妻の佳代子を攻撃し始めました。怖い顔をしてはいますが、もちろん龍馬はじゃれついているのです。佳代子は龍馬にとっては大好きなママですからね。でも、さすがに調子に乗りすぎてママに捕まってしまいました。捕まってもまだママの手を噛んでいる龍馬を見てやってください。さすがにとてもかなわないと判断しているパパに捕まると、龍馬はもう観念して暴れなくなりますが、一旦フロアの上に解放してあげると、またすぐにママへの攻撃を始めました。全く懲りないやつですね。(2005年11月5日夜撮影)

 夜の冷え込みがだいぶ厳しくなってきたので、今日からヒーターを出しました。そしてソファーの向かい側からソファーの方向に向けて置いたのですが、母が夕食の片付けを終えて、ちょっとソファーで横になるかなと言いながらリビングに移動すると、それを見計らったかのように龍馬がソファーに飛び乗って、一番暖かい角の位置を占拠してしまいました。ここが一番ハロゲンヒーターに近い場所なのです。龍馬の定位置は実は反対側の角です。母は龍馬に「龍馬、自分の場所に行って」と言いましたが、龍馬は何もなかったかのように居心地のいい母の足下で眠りだしてしまいました。もしかしたら、少しでも母に近い場所にいたかったのかも知れませんね。
(2005年11月3日夕食後撮影)

 もちろん龍馬は早起きです。昼間十分に居眠りをしていますからね、朝は4時くらいからいろいろ活動を開始するようです。私が1階に降りてくると、さっそく骨で遊んだり、テーブルの上のものを取ろうとしたり、私を遊びに誘うような行動をしきりにとるのですが、台所の食卓の下に寝ころんだ龍馬は思わず大きなあくびを2回、3回としておりました。雨戸を開けてあげると、何が気になったのかしきりに窓に貼り付いて上を気にしておりました。休日など、家族のみんながなかなか起きて来ないようなときには、まだ眠っている母の顔をぺろぺろ舐めて起こそうとするそうです。(2005年11月2日早朝撮影)

 龍馬は男の子なので、やはりなでなでされているよりは、パパとプロレスごっこをしている方が好きみたいです。パパの手を噛むときの龍馬はすごい顔をしていますが、どうぞご心配なく。龍馬はちゃんと手加減して噛んでくれています。どんなに夢中になっても絶対に本気で噛むことはありません。彼が本気で噛んだらどうなるかは、骨ガムの残骸を見ればよくわかります。プロレスごっこをしていてパパに捕獲されてしまうと、龍馬はいきなり大人しくなってしまいます。時には解放されたくてパパの顔をぺろぺろ。またときにはそのまま気持ちよく眠ってしまいそうになります。かわいいですね。(2005年10月30日深夜・妻佳代子撮影)

布団を占領する龍馬君

 今朝もハーネスをつけられるのが嫌で逃げ回っている龍馬を、母と私で挟み撃ちして捕獲。母にだっこされた龍馬は玄関のホールに連行され、sこでハーネスを装着されました。ハーネスをつけられているときの、龍馬の嫌そうな表情を見てください。広い草原などがあれば別にハーネスをはずしてあげてもいいのですが、彼の場合は「鉄砲玉」で自由になるとどこに飛んでいってしまうか全く予想がつかないのです。ハーネスの装着が完了し、リーシュをつけられた龍馬は恨めしそうな顔をしてカメラを構えている私の方を振り返るのでした。「パパ、これとってよ」(2005年10月28日朝撮影)

 今朝は雨が降っていたので龍馬は散歩にレインコートを着て行かなければなりませんでした。彼は何か余計なものを身に付けるとすぐにフリーズしてしまうのです。この居心地の悪そうな表情を見てやってください。最近の龍馬は一人で長い時間お留守番ができるようになったので、今日は巨大な骨ガムとミルクボーンを買ってあげました。嬉しそうに巨大骨ガムをかじっている龍馬は、まるでアジの開きのようにはいつくばっています。(2005年10月27日朝・夜撮影)

 朝の散歩にそろそろ連れて行かれるなと察した瞬間に、龍馬はよく食卓の下に逃げ込みます。散歩が嫌なのではなくて、ハーネスをつけられるのがいやなのでしょうね。とにかくときには龍馬を捕まえるのに数分格闘することになります。この朝は簡単に挟み撃ちされて捕まってしまったのですが、龍馬は食卓の下に居座る雰囲気だったので、表情がおもしろいと言って、妻が腹ばいになって撮影しました。(2005年10月25日朝・妻佳代子撮影)

 龍馬が人間で言えば「腹ばい」の状態になっているときは、後ろ足の形に注目です。180°左右に開いてまるで女の子のような状態。よく間接が痛くならないなあと感心してしまいます。そんな龍馬ですが、昼間ソファーでうとうとしているときの表情は、本当にかわいらしいですね。これが夜になると急にハイテンションになって部屋中を暴れ回るのですから笑ってしまいます。(2005年10月20日夜・21日昼撮影)

 今日10月18日はママの39歳の誕生日です。龍馬とママはとてもかわいいツーショットの記念写真を撮りました。でも、その後でママが龍馬が寒がるといけないからすぐに布団を敷いてあげると、龍馬は何とママにプロレスを挑んでいきました。どうやら、龍馬はママの誕生日という認識が全くなかったようです。ママと龍馬のツーショットの写真はパパが拡大してきれいに印刷してあげました。(2005年10月18日夜撮影)

ママ、佳代ちゃん、誕生日おめでとう!

 龍馬は牛皮から作ったミルク風味のバーが大好きです。1日に多くても2本くらいしかあげない方がいいようですが、何しろ食べるのが早くて1本は2分もあればころっと平らげてしまいます。昼間の暖かいソファーの上に寝そべっていたら、パパが「いい子だね」と言って、ミルクバーをくれたのでした。両手で上手にミルクバーを支えて食べている姿が何とも言えず愛くるしいですね。(2005年11月8日午後3時過ぎ撮影)

 暗い部屋の中だったので、ピントが上手に合わずに少々ぼけてしまっていますが、夜10時を過ぎると龍馬はもうお眠りモードに入ります。人間の赤ちゃんと同じようにいろいろぐずった行動を取り始めて、本当に眠くなるとソファーの上やカーテンの陰で寝始めてしまうのですが、リビングルームの電気がついているとさすがに眠りにくいようで、あちこち場所を変えては眠っています。

 あまりにかわいそうなので、私も妻もリビングで本や雑誌を読むのをやめて、部屋の電気を落としてテレビのスイッチだけをオンにします。すると龍馬は、敷いてあげた布団の上にいつの間にかやってきて、この状態で眠り始めるのです。もちろん眠る場所はあちこち移動していますが。
 大変疲れているときなどは、母が出先から帰ってきてもいつものように玄関に飛んでいってお出迎えは省略してしまいます。そして、布団のど真ん中に陣取るのです。

 母が布団にはいると、渋々ソファーやカーテンの陰に移動するそうですが、夜少し寒くなると布団の中にもぐりこんできて、また中央に陣取るため、母は奇妙な体勢で寝なければならなくなるそうです。そして、自分がすっかり暖まるとまた外に出て行く、また寒くなって入ってくるの繰り返しだそうです。布団の中では龍馬は母にぴったりとひっついて寝るので、まるで湯たんぽを抱えて寝ているようだと言っておりました。
(2005年10月29日深夜撮影)

 龍馬の様々な夜の顔です。龍馬が玄関のマットの上に寝そべっているのは、自分が満腹で妻と私がダイニングキッチンにいるときが多いですね。後は誰かの帰りを待っているときです。最近は夜の冷え込みが強くなってきたせいか、龍馬は布団が敷かれると、その上に陣取るようになりました。この夜はパパのパジャマをかけられてぐっすり眠っています。まさに天使の寝顔でしょうか。(2005年10月22日夜・佳代子&等撮影)

 最初の1枚は昨日の昼に撮影したものです。昨日はとても寒かったので、龍馬は自分専用の毛布の上に寝ておりました。それでも寒そうに見えたので、私が龍馬のもう一つのお座り用毛布を上にかけてあげたのです。すると、龍馬は気持ちよさそうに熟睡状態に入ってしまったというわけです。その他の写真は、今朝の散歩に連れて行かれる時間になって、例によって逃げ回って、一番安全な食卓の下に逃げ込んで陣取っている龍馬の様子です。最後はそこから抜け出して、温かそうな庭を眺めていた龍馬にカメラを向けたら、ちょうど龍馬が振り返ってポーズを取ってくれました。(2005年10月19日昼・20日朝撮影)

 龍馬にとってはすっかり小さくなってしまったケージですが、昼間の龍馬はよく狭いケージの中に横たわっています。彼にとってはやはり懐かしの陣地なのでしょうね。そして昼近くになって、ふとソファーの上を見ると、何と龍馬は枕をきちんと頭の下にして寝そべっているではありませんか。まったくおかしくなってしまいました。私が寝ているのを見ていて真似したのでしょうかね。夜の龍馬は妻の佳代子にすっかり甘えています。のどをなでられていい気持ちになったり、佳代子のそばにべったりひっついて離れません。骨まで佳代子に持ってもらってかじっています。実はこの後、佳代子にのしかかって顔をぺろぺろ舐めていたのですよ。龍馬にとっては大好きなママなのです。(2005年11月11日・昼前と夜に撮影)

 昼間の龍馬は本当に眠たそうです。ソファーの上に敷かれた自分のマットの上に丸まっていたので、私が龍馬の毛布をかけてやりました。この後すぐに外の何かに気をそそられて抜け出してしまいましたけれどね。(2005年10月26日夕方前撮影)

 ちょっといたずら心で、妻と共謀して龍馬を私の腹の上に乗せたのですが、そうしましたらいきな龍馬のペロペロ攻撃が始まって、これがしつこいのなんのって大変なんです。パパはついに降参してしまいました。妻は爆笑しながらシャッターを切り続けておりましたが。龍馬は本当になつこい子なんです。そしてパパのお腹の上はあったかくて気持ちいいものですから、大サービスだったのでしょうね。それにしても私の顔は全国に公開するのが恥ずかしい。(2005年10月24日夜撮影)

パパとラブラブ(?)の龍馬君