「龍馬君の部屋」パート4

 こうしてだっこされている龍馬を見ると、本当に大きくなったなあと思います。体重は13.5キロ前後で安定しているのですが、体格は着実に大きくなってきています。顔がしっかりしてきましたね。私たちをときどきちらっと横目で見るときの視線などにも、大変な知性を感じるようになりました。朝の龍馬は、散歩に連れ出されると察知すると、なぜか部屋中を逃げ回ります。どうもハーネスをつけられるのが嫌らしいのです。そして都合が悪くなるとすぐにダイニングキッチンのテーブルの下に逃げ込んでしまいます。(2005年7月15日朝散歩前に撮影)

 犬も人間と同じです。こんな蒸し暑い天気が続けば、食欲も落ちるし、昼間はついついまどろんでしまいます。ぐてっとソファーに転がりたくなるのも一緒。龍馬は家の中で私たちと一緒に生活しているので、行動パターンまで同じになってしまったのでしょう。(2005年7月12日夕方撮影)

 今日の龍馬は宅急便の配達人のように、ありとあらゆるものを運んできては怒られていました。さきほどはどらんのように大きなビニール袋を口にくわえて、妻の佳代子に追いかけられ、ダイニングキッチンのテーブルの下に逃げ込んだのです。もちろん最後にはビニール袋を取り上げられてしまった龍馬は、その後佳代子の顔をペロペロ舐めておべっかを使うのに必死でした。龍馬は革靴が大好きなので、玄関に大事な革靴を置いておくととんでもないことになります。全くいたずら坊主で困ってしまいます。(2005年7月9日夜撮影)

 ロンドンで同時多発テロが起きたばかりなので、不謹慎に「テロ」という言葉を使いたくはないのですが、これは明らかに龍馬の新しいテロ行為です。どうやら母が玄関のタイルの上に臭い消しのスプレーをたくさんまいてしまったことに対する抗議のようなのです。口にくわえて運んでいるのは妻の佳代子の靴です。まったくおかしくなってしまいます。佳代子に捕獲されてしまった龍馬は、佳代子からお説教を受けていますが、佳代子の顔を舐めてごまかそうとしているようですね。(2005年7月7日夕方撮影)

 龍馬は最近大きな物も平気で運び回りますが、この夜は2リットルのペットボトルの空きボトルをくわえてきてがりがりやっていました。よくあごがはずれませんよね。その後はおねむの龍馬です。ケージの中に入ると、もうエビぞり状態にならないと体が収まりきらないのですね。大きくなりました。そして網に足をかけて体のバランスを上手にとっています。最後の写真は甥っ子の麟君(りんくん・湘南学園中学1年生)が夏休みで遊びに来ていっしょに語らって(?)いるところです。龍馬は麟君が大好きです。(2005年7月25日撮影)

 「あれっ?石山先生のうちのソファーには穴があいてるぞ!」なんて言わないで下さいね。実は立派なソファーも龍馬がかみ切って中のスポンジを取り出してしまったのです。龍馬は何でもかじれるものは手当たり次第かじっていた時期がありましたからね。もちろん今だって枕とかシーツをかみ切ろうと躍起になっていることもありますよ。ソファーでぐたっとしている龍馬はこれはあくまでも彼の演技です。そうしていると妻がなでなでしてくれるのでわざと同情を誘っているわけです。そうだとはわかっていても、ついついなでてやりたくなる龍馬のかわいさなんですよね。そして次の瞬間、龍馬はソファーから元気よく飛び降りていきなり骨をかじり始めました。ほらね、ちっともぐたっとなんかしていないんですよ。最初の階段の下の写真は笑わせてくれますね。龍馬も大きくなってもう体を十分に伸ばしたら階段の幅には収まらないのです。それなのにああいう狭い場所に行くところが犬の習性なのでしょうか。(2005年7月20日夜撮影)

 夜になると、龍馬は比較的早い時間に眠たくなるようです。今晩は珍しく私たちがくつろいでいたソファーのところに来て、妻の隣に陣取りました。でも私がしつこく写真を撮るもので、ソファーから飛び降りると、いつもの巨大な骨を持ってきて遊べと言うのです。妻がしばらく遊んでいると、龍馬はその骨を持ってソファーに上がり、そこでガリガリやり始めました。でもしばらくすると、ソファーから飛び降り、現在は誰にも邪魔されることのない暗い玄関のタイルの上で休んでいます。龍馬は眠いときは暗いところを好むのです。(2005年7月13日夜遅く撮影)

 朝起きたばかりの龍馬は、母が起き出した布団の上で一生懸命毛繕いをしておりました。最近は自分の足先の爪の間に毛がからまっていたりするとそれが気になるようで、一生懸命お手入れをしているのです。そしてちょっとすると、龍馬は立ち入り禁止になっている仏間へのほんのちょっとの隙間から、禁断の間に忍び込もうとしている龍馬の現場写真を撮影することができました。そのまま龍馬の後について和室に入っていくと、龍馬はあちこち探検した挙げ句、そこでまた毛繕いを始めたのです。しばらく和室をうろうろして私に追い出された龍馬は、今度は居間の窓際で母にブラッシングをしてもらう幸運に恵まれました。もう気持ちよくてまどろんでしまっております。かわいがられている子でしょう?(2005年7月13日朝撮影)

 朝の散歩から帰ってくると、疲れるのでしょうね、龍馬はたいていは昼過ぎまでお昼寝に入ります。本当によく眠りますね。小さい頃は人間の赤ちゃんと同じだから寝るのは当たり前だと思っていたのですが、基本的に犬は夜行性で夜は熟睡していないのでしょうね。ちょっと物音がしても番犬として家を守っている意識があるでしょうから、昼間安心できる時間帯にたっぷり睡眠をとるようになってしまうのだと思います。「寝る子は育つ」と言いますが、犬にもまさにそれがあてはまって、龍馬はすくすく成長しています。(2005年7月8日昼過ぎ撮影)

 最初の写真は臭い取りのドライシャンプーを塗られているところです。龍馬はさすがにこれが苦手。犬はやはり自分の匂いを大事にしたいのですよね。臭い取りドライシャンプーなどは人間のエゴでしかありません。今朝は朝の散歩は珍しく私が担当しました。龍馬も途中までは元気良かったのですが、さすがに日差しが強くなるとバテてしまったようで、歩くのがずいぶん面倒くさそうでした。散歩から帰ってくると、扇風機の前でぐでっとしておりました。妻がそんな龍馬の参った顔をドアップで撮影。龍馬ごめんね。(2005年7月6日夜〜7日午前中撮影)

 龍馬は当然早起きなので、私が2階の自分の部屋から降りてくると、知り合いの畑の収穫を手伝いに行く予定で早めに起きていた母がソファーに写ってしまった後の布団の上では龍馬がしきりに存在をアピールしておりました。私が黙ってみていると、いきなりひっくり返って例の得意のポーズで私を誘います。私は思わず龍馬のところに行っておなかをさすってやりました。その後私が朝の庭で紫陽花の剪定をしていると、龍馬は居間の大きなガラス戸のところに陣取って、私の作業をじっと見守っていました。賢い顔つきになってきましたね。柴犬は頭がいいと言われますが、家の中で飼っていると私たちの会話を聞きながらどんどん賢くなっていくのがわかります。雨で畑仕事が中止になった母がソファーで仮眠をしていたのですが、龍馬は台所から2リットルのペットボトルの空瓶をくわえてきて、ポリポリ音を立て始めました。母はその騒音に思わず目が覚めてしまったようです。昼には母がチーズを細かく切ってドッグフードに混ぜてあげました。お座りをして真剣な表情をしている龍馬はそれをじっと待っているのです。龍馬はチーズが大好物で、いつも母の作戦は失敗で、龍馬はチーズだけ食べてカリカリは残してしまいます。
(2005年7月6日朝〜昼撮影)

 甘えん坊の龍馬は一人で寂しそうに骨をかじっていたものですから、私と妻がそばに行ってあげると、骨を支えてもらって得意げにガリガリかみ続けました。そのうちひっくり返って横着な格好でかみ始めまして、全く私たちのことを何だと思っているのでしょうね。龍馬はこの太い骨の先端をかみ切ってしまいました。(2005年7月5日夜撮影)

 龍馬は私たち家族にはすぐに腹を見せてしまいます。ペットを飼っている人たちはもうご存知だと思いますが、犬が腹を見せるのは「服従」の意思表示です。しかし、その割には普段の行動はとても服従しているようには見えないのですがねえ…。頭がいいのでしょうか…なでなでしてもらうためのポーズ?(2005年7月5日朝撮影)

 私が起きてきたときには、まだ龍馬も目覚めたばかりだったようで、いつものように階段の下まで来て待っていることはありませんでした。龍馬は一緒に寝てくれていた母に甘え放題です。なでなでしてもらって気持ちよくなってしまった龍馬は、思わずひっくり返ってしまいました。(2005年7月5日早朝撮影)