「龍馬君の部屋」パート4
 龍馬にとってはやはり妻の佳代子は甘えられる存在なのでしょう。佳代子がソファーに座ってテレビを見ていると、すかさず佳代子の背中に入り込んでそこで骨をかじり始めました。龍馬は必ず誰かの後ろの狭いスペースに入り込もうとします。それは敵から身を守る本能なのでしょうか。特に佳代子のそばにべたっとひっついているのが大好きで、まるで小さな子供がママに甘えているかのような光景です。(2005年6月8日夜撮影)

 基本的に犬は夜行性の動物です。まだオオカミから犬が別れる前までは、オオカミたちは他の動物に襲われる可能性のある夜にはじっくりと眠ることができませんでした。その中から、人間が他の動物たちから襲われるのを防ぐために発明した「火」を恐れずに人間たちに近づいてきた種族が「犬」としてオオカミから分化したのです。龍馬も夜はちょっとした物音にも敏感に反応します。つまり熟睡していないのでしょう。その代わり、明るくて安全な昼間に居眠りをするようにできているのですね。龍馬も暇さえあれば居眠りをしています。この時間帯はちょうど3時を過ぎた頃だったので、気温も少しずつ落ちてきて龍馬にとっては過ごしやすい状況になってきていたのでしょう。網戸を開けてあげると、好奇心旺盛な表情でしきりにあたりを見回しておりました。こういうときの龍馬はとても愛くるしい表情を見せてくれます。(2005年6月6日昼下がり撮影)

 気持ちよさそうにお昼寝をしていた龍馬君を、パパが突然襲って起こしてしまいました。寝ぼけたままの龍馬君は、ママが座って新聞を読んでいたソファーの上にパパによって無理矢理乗せられたものですから、何をしていいかわからずママと目を遭わせて、「どうなってるの?」という感じです。パパは龍馬君にいきなり大きな骨をあげて、「ほら、かじってればいいジャン」という無責任な態度。龍馬君は仕方なく骨をかじり始めました。パパが構えたデジタルカメラに向かって、「パパ、僕はどうすればいいの?」と問いかけているような表情ですかね。ごめんね龍馬君。
(2005年6月6日昼過ぎ撮影・露出不足で失礼!)

 今日一日、南足柄の開成町のあじさい祭の会場を歩き回ってきた挙げ句に、夜の散歩も張り切って終了した龍馬君は、さすがに疲れ切って早めに眠りについてしまいました。私がそばにそっと寄り添って、龍馬のからだをなでながら添い寝をしていると、龍馬はどんどん無防備な体制に。そこをすかさず妻の佳代子がデジカメのシャッターを切ったものですから、いい気持ちでまどろんでいた龍馬は目を開けてしまいました。そして何と、龍馬の手が私の顔に!そして後ろ足は私の腕にひっかけてからだのバランスを保っています。こんなかわいい寝顔を見せられてしまったら、甘いパパとママになってしまうのもうなずけるのではありませんか?でも、あと1回妻がフラッシュをたいていたら、恐らく龍馬のキックが私の腹に炸裂していたことでしょう。(2005年6月6日深夜佳代子撮影)

 昨夜の龍馬はしっかり布団の上に陣取って、しかも枕をちゃんと使って眠り込んでおりました。家の中で一緒に暮らしていると、龍馬の行動は犬よりも人間に似てくるのですね。外で飼われている犬とは表情の豊かさも違ってきているように思います。今晩の龍馬は仕事から疲れて帰ってきた妻の佳代子に、長い夜の散歩に連れて行ってもらったようです。佳代子の思いがしっかり伝わっているのでしょう。散歩から帰ってきた龍馬はしきりに佳代子にありがとうを言おうとして抱きついておりました。そして、今度は佳代子のスリッパが欲しくて佳代子の油断をねらおうとしているのですが、ご覧の通りいつもやられている佳代子はしっかりと足でスリッパを押さえてしまっています。龍馬はどうしていいかわからずに、とにかくじっと佳代子の行動を観察しておりました。そしてついにチャンスは訪れなかったのです。(2005年6月3日夜・4日夜撮影)

 朝の龍馬はまだ目も覚めきっていないこともあって、甘えん坊の限りを尽くしています。すぐにお腹を見せて、なでなでしてくれと言わんばかりです。そして夜になると暗いところを求めて移動します。今でも昔から使っているケージが好きで、すでに大きすぎる体を窮屈そうに横たえてケージの中で安心して眠ってしまうのです。龍馬にとっては小さな頃に過ごしたケージは永遠に自分の基地なのでしょうね。(2005年6月14日早朝〜15日夜撮影)

 夜の散歩に出かける前の龍馬は妻の前でいろいろパフォーマンスをやっておりました。私は英会話の授業に出かける前だったのでほんのちょっとだけ遊びに付き合ってあげたのですが、次の瞬間妻の「パパ!」という声で龍馬の方を向いてみると、もう玄関から靴を拝借してきていたずらです。(2005年6月13日夜撮影)

 夕方の龍馬はどこかけだるそうです。それは夏の蒸し暑さが原因しているのでしょう。人間でも動くのが面倒になるのですから、同じように屋内で過ごしているペットはやはり人間と同じような行動パターンをとるようになってくるのでしょう。龍馬はこれから妻と夕方の散歩に出かけます。(2005年6月13日夕方佳代子撮影)

 今朝早く庭のあじさいの状態を確認しようと玄関から外に出ようとすると、早速龍馬が自分も行くというような顔で玄関先に出てきました。ダメだよと言うと、仕方なく上がりかまちに座り込んで恨めしそうな顔をしておりました。後半の写真は昨日の開成町「あじさい祭」での龍馬です。お祭り騒ぎでちょっと酔っぱらったおじさんが龍馬に興味を持って座ったら、龍馬はおじさんの犬好きをすぐに見抜いて飛びついていきました。ただ息が酒臭かったのですぐにやめましたけれどね。(2005年6月12日午後・13日早朝撮影)

 昨夜は真夜中になってから龍馬はお腹がすいてしまったらしく、妻の佳代子がそれを察してカリカリのドッグフードをあげていました。するとものすごい勢いで食べるのです。そして一通り食事が終わると、龍馬は満足そうに布団の上で眠り始めました。そして翌日ですが、そろそろ天候も蒸し暑くなってきたものですから、龍馬は玄関のタイルの上に横たわるのが癖になってしまったようです。そして、あれさっきまでいたのにどこに?と思って探すと、お気に入りの網戸のそばに横たわって外を眺めているのです。私がカメラを向けると迷惑そうにソファーの陰に行ってまた寝込んでしまいました。まあよく眠ること。(2005年6月6日深夜〜6月7日朝撮影)

さすがにお疲れ龍馬君

 さすがの龍馬も少しもてあまし気味だった大きな骨ですが、最近ではあごの力も更にパワーアップしたのか、ごりがりやっています。すでに端っこから分解が始まりました。本当にあいしそうにがりがり食べているのですよ。これなら、きっと丈夫な歯になることでしょう。まだまだ甘えん坊の子供である証拠に、パパに骨を支えてもらって嬉しそうにかじって射るではありませんか。そのパパの手をしっかり押さえているのがわかりますか?(2005年5月27日夜佳代子撮影)

 今晩は実は以前から欲しかったガクアジサイの一枝をいただきに(道路に完全にはみ出しているものですが、本当はいけないことでしょうね、ごめんなさい)、龍馬と妻の佳代子と私の3人で夜の散歩に出かけました。ねらっていたガクアジサイはしっかり入手でき、きちんと砂糖水を染みこませたティッシュペーパーに切り口を包んで、ビニール袋に大事に入れて持って帰ってきて、それからすぐに夜の庭で鉢にていねいに植えました。果たして根付いてくれるものかどうか。せっかくいただいてきたものなので枯らすわけにはいきません。今晩様子を見て、明朝母のアドバイスでもう一度鉢の土を入れ替えようかと思います。ところで、肝心の龍馬はもう大はしゃぎで張り切って歩いておりました。(2005年6月8日深夜撮影)

 龍馬はよくいわゆる人間で言う「女座り」をします。今日も何に夢中になっていたのかとんでもない格好で居間のフロアにはいつくばっていたので、思わずデジカメのシャッターを切ってしまいました。妻に聞くと、こういう格好はよくしているということです。例えば冷蔵庫の下に何かを入れてしまったりしたときに、こんな格好になるのだとか。
 私が面白そうに撮影しているのに気づいた龍馬は、「何とってんの、パパ?」という感じでこちらを振り向くと、しばらくそのままぼうっとこちらを見ていて、それからおもむろに下腹のお手入れを始めました。
 実は、今日は行きつけの獣医さんのところに行って、狂犬病の予防注射を打ってもらい、さらに血液採取をしてフィラリアに感染していないかどうか検査をしたのです。フィラリアには感染していませんでした。それで予防薬をもらってきて、合計15,000円。龍馬は我が家で一番医療費がかかる存在です。それでも、それで長生きしてくれるのなら安いものですけれどね。
 面白いのは、獣医さんの方向に向かって車を走らせているのがどうも途中でわかるらしく、それを察した瞬間にそわそわし始めたのです。人間と同じで、やはり医者はいやですよね。龍馬の場合、前回下痢をしてものすごく痛い注射をしてもらったばかりなので、余計恐怖感があるようでした。今日は診察台の上に乗せられてからずっと、私にしがみついておりました。格好は立派なのに、意気地のないのはパパと同じです。(2005年5月30日夜撮影)

 しばらく布団の上で大人しく眠っていた龍馬ですが、私が寄り添って体をなで始めると、途中でいきなり目を覚ましてしまい、一緒にそばに来ていた妻の佳代子を襲い始めました。龍馬の場合は攻撃するのではなく、ぺろぺろ舐めるのです。ママはもう勘弁してよと必死でSOSを送るのですが、ママへのペロペロをやめるということはすなわちパパへのペロペロが始まるということを意味するので、パパである私は撮影に徹しておりました。
 龍馬は一度ペロペロを始めたらちょっとやそっとのことでは絶対にやめません。しばらくこれを続けていて、ようやく今はカーテンの後ろに隠れて眠り始めました。おねむでぐずっていたのでしょうかね。
 今日は獣医さんのところで予防接種をしてきたので、余計に佳代子に甘えたかったのかも知れません。本人はパパに騙されて連れて行かれたと思っているようですから。(2005年6月14日深夜撮影)

 朝食を食べ終わった龍馬は、散歩から帰ってくるとすっかり眠たくなってしまったようです。だいたいお昼前の時間は、龍馬にとっては居眠りの時間なのです。
 龍馬のために、敷き布団だけはかたづけないままにしておきました。案の定龍馬は布団の上にどんと身を横たえて、いつものあごをべったりと下につけた状態で居眠りに入ろうとしておりました。
 こういうときの龍馬は何を考えているのでしょうね。私がデジカメを構えたのでかろうじて目を開けていてくれましたが、そうでなければもう目を閉じてまどろみ始めていたに違いありません。愛くるしい表情ですね。
(2005年6月11日昼前撮影)

 私が朝早く庭の様子を見に行こうと玄関に降りると、すかさず龍馬がやってきました。どうやら一緒に外に連れて行ってもらいたいようです。ちょうどそのとき、2階で妻の佳代子が起きる支度をしている音が聞こえたものですから、龍馬はしきりに2階の様子を気にしています。龍馬は佳代子が大好きですからね。結局私はそのまま庭に一人で行き、庭から居間の網戸を開けて龍馬を呼びました。龍馬はすぐに私に飛びついてきたのでだっこをして庭の散歩をしました。(2005年6月11日早朝撮影)

龍馬、夜の散歩に大興奮
居眠りしてたらパパに突然起こされて

 このうちの2枚は何の写真だろうと思うかも知れませんが、カーテンの向こう側にも布団の下にもちゃんと龍馬がいるのです。ソファーから飛び降りる瞬間の龍馬の姿も偶然にカメラに収めることができました。どうやら龍馬は布団の下で大きな骨をかじっていたようです。そして、これに先立つこと数時間。佳代子が仕事がたまたま休みだったものですから、昼間は龍馬は佳代子に甘えっぱなしでした。(2005年6月2日昼間・深夜撮影)

 龍馬がずいぶん眠そうにして布団の上に横になっていたので、私は腕枕をしてあげようかと思って龍馬の頭の下に腕を入れたところ、龍馬はその上での上に頭を乗せるのは避けて、私の体の内側にぴったり寄り添って寝てしまいました。でも妻がデジカメでフラッシュをたくと、薄めを明けたりしていたものですから、眠ったまままぶただけが開いた状態になったりして(白目になっているのがそう)ちょっと怖い顔に。かわいいですね。(2005年6月1日深夜佳代子撮影)

 「雪やこんこんあられやこんこん…犬は喜び庭駆け回り、猫はこたつで丸くなる」という歌は全くのウソですね。我が家の龍馬君は恐らく家族の中で一番の寒がりです。ですから、雨で冷え込んだ今晩は佳代子がつけてくれたヒーターのそばで、毛布にくるまってソファーでまどろんでおりました。デジカメを向けても、「何だよ、パパ、僕は眠いんだからそっとしておいてよ」という感じで迷惑そうです。佳代子にはお礼のキッスをしていますね。(2005年5月30日深夜撮影)

龍馬君、必殺両又開き!

 昼下がりの庭に龍馬が大好きな猫が登場しました。猫は庭と南側のマンションの間のコンクリートの塀の上に座ってゆっくり日光浴です。もちろん龍馬は猫から目を離しません。網戸越しに真剣に見つめています。仕方がないのでパパがだっこをして庭に連れ出してやりました。もちろん猫は逃げてしまった後ですが。龍馬はもがくもがく。やっと落ち着いた龍馬はパパにありがとうのペロペロを始めました。もう勘弁してよ、龍馬君!(2005年5月29日昼過ぎ撮影)

ありがとうもほどほどに

 最近母は散歩仲間のおばあちゃんから豚肉からとったスープでキャベツを煮込んで、それをドッグフードにかけるといいという知恵を仕入れてきまして、そのおかげで龍馬君の朝食のメニューは私たち人間以上に手の込んだものになりました。おばあちゃんの知恵はさすがで、龍馬はものすごい勢いで食べてしまいます。となりにある、缶詰のお肉には見向きもしていませんよね。龍馬に関しては我が家のエンゲル係数はものすごく高いですよ。
 朝食に満足した龍馬はまだ敷いたままになっていた布団の上に戻ってまどろみ始めました。デジカメのフラッシュがまぶしかったのか、「もうパパったら、ちょっと静かに眠らせてくれないかなあ」というような迷惑そうな顔をしておりました。(2005年5月27日早朝撮影)