龍馬君の部屋パート37

 やっとグリ君の写真を撮ることができました。龍馬より1歳年下の柴犬の男の子です。柴犬の雄同士が仲良くするというのは、本当に奇跡的なことなのに、龍馬とグリ君はまるで兄弟のように仲良しです。この写真を撮影しているそばを、別の柴犬の男の子が通ったのですが、その瞬間に二人でわんわん吠えていました。まったく失礼この上ないのですが、それほど二人は仲がいいんです。飼い主のお姉ちゃんの話では、グリ君には黒柴の血が混じっているかも知れないとのこと。だから、毛に黒が混じっているのでしょうね。
 この夕方は、龍馬はまっすぐ帰宅するのを頑強に拒みました。いつも月曜日は団地の義父母のところで夕食を食べるので、そのリズムが体に刻まれているのでしょう。今日は建国記念の日で祝日ですが、確かに月曜日なのです。龍馬が全く動こうとしないので、仕方なく団地に向かいました。もちろん、あれだけ踏ん張っていた龍馬の足取りは軽快です。団地に着くと、義父母が大歓迎してくれました。龍馬を孫のようにかわいがってくれているのです。義父母の団地はペット禁止なのですが、夕食の時だけは特別に上がらせてもらっています。龍馬の夕食は、キャベツを湯がいて刻んだものに、ご飯とささみを入れてあります。「健康食」ですね。それに加えて、義父が小さくチーズを刻んであげています。義父がそばにいないと食事をしない龍馬です。甘えん坊ですね。(2013年2月11日・月曜日・夕方〜夜撮影)

 4時頃には余裕でベッドの上で居眠りをしていた龍馬なのに、さあ夕方の散歩に出かけようかという段になると、いきなりベッドと壁の隙間に隠れてしまいました。具合でも悪かったんでしょうかね。散歩に行きたがらない犬なんているんでしょうか。それとも、ただ単にパパと遊びたかっただけなのかなあ。しばらくそのままにしておくと、龍馬はのこのこと狭い隙間から脱出して来ました。やっと散歩に行く気になったのでしょう。外に出てしまえば、やる気満々なのにおかしいなあ。
 散歩から帰ってきた龍馬は、僕が買い物に行くので、一人でお留守番をすることに。買い物から帰って来ると、案の定部屋の中にはいろいろなものが散乱していました。まずは玄関のところにママのスリッパが。そして、笑ったのは、夕方の散歩でしたうんちを入れた袋が廊下に放り投げられていたのです。ひとりぼっちにされて、余程悔しかったのでしょうね。その後は、お猿のぬいぐるみをくわえて、ベッドの上で一暴れ。やっと落ち着いたときの写真が上に並んでいるものです。威張ってますね。(2013年1月3日・日曜日・夕方&夜撮影)

 本当はこちらの写真を先にアップしなければなりませんでした。この子は雄の柴犬で、名前はロン太君。年齢は、来月で9歳になるそうですから、龍馬より1ヶ月だけ年下ということになります。ときどき、散歩の途中で見かけてはいたのですが、龍馬より少し体格も良く、雄の柴犬でもあったので、龍馬を近づけるのは危険だと思い、ずっと無視していたのですが、今朝の散歩ではどうしても至近距離ですれ違わなければならない羽目になりまして、僕は何が起きるかドキドキしていたのですが、このロン太君は見かけとは大違いでとても優しく、龍馬ともすぐに仲良しになれました。雄の柴犬の友達はほとんどいない龍馬なので、これは嬉しい大ニュース。(2013年2月17日・日曜日・朝撮影)

 誕生日を迎える義父母を連れて、近くのうなぎ屋さんに行って帰ってくると、龍馬はいつもの通り大きくしっぽを振って出迎えてくれました。ひとりぼっちで寂しかったのでしょう。ベッドの上でしばらく僕と戯れた後、龍馬はくつろぎモードに入ってしまいました。パパが帰ってきたので安心したのでしょう。今は、ベッドから降りていつもの窓際で眠っています。(2013年2月17日・日曜日・昼過ぎ撮影)

 龍馬はものすごく鼻がよくて、ちょっとでも大好物の匂いがすると、眠っていても飛び起きてパパやママの目の前にやって来ます。もちろん、おねだりするときにはお座りの姿勢にならなければならないこともよく承知していて、気をつけのポーズでじっとこちらを見つめるのです。ママはそんな龍馬の視線に妥協することはありませんが、パパである僕はすぐに動揺してしまう。ちなみに、龍馬の大好物はハムとチーズです。この日は、パパとママがロールパンに生ハムとレタスをはさんで簡単な朝食を食べようとしていたときに、登場しました。僕は、レタスに生ハムをはさんで食べさせようとしましたが、作戦は大失敗で、龍馬は生ハムだけ食べてレタスは吐きだしてしまいました。食べたくて食べたくて仕方ないから、目がまん丸になっていますね。腹巻きもしたままで、何だか変なワンちゃんです。(2013年2月16日・土曜日・朝撮影)

 龍馬はチーズとハムが大好きです。今日は、僕がチーズを食べようと思って、冷蔵庫から6Pチーズを取り出し、銀紙をむきました。龍馬はその銀紙の音だけで反応するのですが、今日はいつもより反応が遅く、僕がチーズを手にしているのを見て、あわててベッドから飛び降りてきました。そして、僕の前にちょこんと座って、「はい、僕にもちょうだいね」という顔。龍馬には小さくちぎってあげようとしたのですが、右手にはカメラを持っていたので、大きいチーズも小さいかけらも両方とも左手の上。当然龍馬は大きい方をねらいます。「ダメだよ」と言われて最初は小さい方を食べていた龍馬も、最後には我慢しきれずに大きい方をガブリ。今日のチーズは結構高級品です。カマンベール入りのチーズ。まあ、スーパーで大安売りしていたんですけどね。龍馬は、この後お水を飲んで、満足げでした。(2013年2月11日・月曜日・午後撮影)

 龍馬は本当によく眠ります。しかも僕のベッドのど真ん中に寝ころんで、堂々と寝ている。人間なら「大の字になって」寝ていると表現できるでしょう。不思議ですよね。部屋の中で眠るときには、隅っこを好むくせに、ベッドの上ではど真ん中。本能的に、端っこに寝たらベッドから落ちる危険があるのを察知しているのでしょうか。途中で、びっくりしたような顔で起き上がっている写真は、僕が意地悪をして「ママ!」と叫んだためです。龍馬はママが帰ってきたのかと、はっとしたのです。パパがずっと一緒にいても、やっぱり龍馬にとってはママが一番なんでしょう。龍馬は写真が嫌いなので、僕がカメラを構えているうちは、なかなか目を閉じられません。(2013年2月11日・月曜日・昼過ぎ撮影)

 散歩の途中にあるコンビニには、テラスがついていて、そこには灰皿が設置されているので、僕はときどき龍馬の了解を取ってそこに上がります。2段の階段がついているそのステージに、龍馬は本当に器用に駆け上がるんですよ。そして、僕が一服している間は静かに待っていてくれます。ステージから降りるときの龍馬も、軽快な足取りです。でも、その後龍馬はお店の方に行こうとするんです。いい匂いがするんでしょうか。散歩から帰ってきた龍馬は、いつも通りベッドの上で日向ぼっこです。(2013年2月10日・日曜日・朝撮影)

 朝からずっとお腹の調子を崩していた龍馬ですが、午後になると元気を取り戻し、しっかり遅い朝食を完食しました。食事をすれば眠くなるのは人も犬も同じこと。眠くなった龍馬は、定位置の窓際でまどろみ始めました。それを見たママが、またお腹を冷やしてはいけないということで、優しく毛布をかけてあげたというわけです。幸せな龍馬です。(2013年2月9日・土曜日・午後撮影)

 朝の散歩から帰ってきた龍馬は、お腹がきゅんきゅん鳴っていました。ママはこういう龍馬を「きゅんきゅん丸」と呼んでいます。きっと、冷え込みの厳しいゆうべ、龍馬はお腹を出して寝ていたのでしょう。せっかく、布団の中や着ぐるみにくるまって寝ていても、すぐに暑くなってしまう龍馬は外に出てしまいます。そして、そのままそこで丸まって寝込んでしまう。ゆうべせっかくママが着せた腹巻きも、お腹の下の方にずれて「腰パン」状態になっていますから、効果がありません。
 「きゅんきゅん丸」の龍馬は朝ご飯を食べる元気がない。そこで、ママはとっておきの手段を講じることに。そのためには龍馬を抱っこしなければならないのですが、何が起きるか察知した龍馬は、慌ててベッドと壁の隙間の「隠れ家」に。しばらくして、「隠れ家」から出てきた龍馬はベッドの上でぐたっとしておりましたので、僕が強引に取り押さえて、そこに駆けつけたママが優しく抱っこしてあげました。ママの言うことなら素直に聞く龍馬です。ママは龍馬を膝の上に載せると、龍馬の口を開けてそこに正露丸を一錠放り込みました。後は龍馬の口を押さえて、喉を優しく何度かなでてあげれば、龍馬は正露丸を飲み込んでしまいます。
 それからもう1時間以上経ちますが、龍馬は未だにベッドの上でぐったりしています。パパの枕を上手に使って体調が復活するのを待っているのでしょう。今はママが添い寝をしてあげています。ママの言うことには、恐らく午前中いっぱいはこの状態が続くだろうとのことでした。午後になって復活した龍馬は、きっと朝ご飯にむさぼりつくことでしょう。(2013年2月9日・土曜日・朝撮影)

 今朝の龍馬の散歩は、7時30分に出発しました。龍馬も僕も、朝食を食べてからの散歩です。その方が龍馬にとってはうんちが出やすいかも知らないと思ったら、案の定、龍馬は出発してから30分もしないうちに、県立鶴嶺高校から伸びた銀杏並木のところで、仕事をしてくれました。それからは、二人でのんびりと散歩。龍馬が行きたい場所を最優先して歩き続けました。結果的には1時間40分の長い散歩となりました。もちろん、これは最高記録ではありませんよ。龍馬はときには2時間を超える散歩をします。まだ子供の頃には、3時間を超えたこともありました。体力が有り余っている龍馬は、とにかく歩きたくて仕方ないのでしょう。
 途中で、柴犬のガールフレンド二人と遭遇。一人は6歳のリンちゃんで、ちょっとお転婆なかわいい子です。スタイルがものすごくいいのですが、龍馬はあまり興味を示さない。本当は興味があるのに、クールを装っているのかも知れません。家の近くで、もう一人のガールフレンドハナちゃんと出会いました。ハナちゃんもとても人なつこい気立てのいい女の子なのに、龍馬は興味を示さない。いったいどうなってるんでしょうねえ。龍馬は昔から柴犬の女の子より、ゴールデンとかラブラドールなど、大型の女の子に興味を示します。中には、シベリアンハスキーの血が混じったガールフレンドもおりました。そして、不思議とそういう女の子たちからもてるんです。
 コンクリートの道を歩き続けているので、龍馬は爪を一度も切ったことがありません。自然に削られてしまうからです。でも、さすがに草の生えた畑のところにやってくると、うきうきするようです。こういう広い場所に放してあげたいのですが、彼の場合には一度離れると二度と戻ってこないので、ドッグランにでも連れて行かない限りは、リードをはずすことはできないんです。(2013年2月3日・日曜日・朝撮影)