龍馬君の部屋パート36

 もうとっくに朝の散歩の時間は過ぎているのに、龍馬はまだ眠そうです。僕らが二度寝をしたのと同じ状況だったのかも知れません。本来、彼は早起きですからね。でも、一旦首輪とハーネスを付けられてしまうと、龍馬はいきなり散歩モードに。家の中をうろうろ歩き回って、「パパ、早くお外に行こうよ」と訴えかけてきました。今朝の散歩は、龍馬はなぜか夕方のコースを選びました。もしかしたら、早くどこかでうんちがしたいのかなと思ったら、案の定団地の中にあるスーパーマーケットのそばの草地でうんちをしてくれました。ものすごく無理な体勢でしたところを見ると、よほど慌てていたのでしょう。天気は快晴で、富士山がきれいに見える朝でしたよ。
 さて、うんちを済ませてしまった龍馬が、夕方の散歩コースをどうやって変化させるかが興味の的でした。野球広場までは順調。そこから、夕方だと帰路につくのですが、さすがに今日は並木道の方へ。「鶴嶺高校銀杏並木」という立て札が立っていました。創設1981年だそうです。僕が教師になる1年前で、まだ23歳だったことになります。龍馬はこの並木道が気に入っているし、昔はよくここで用を足してくれたものです。この鶴嶺高校は、少し前にカロリーメイトの宣伝を撮影したことで有名です。僕がそのCMをテレビで見たのは、たった1回きりでしたけどね。
 帰り道で、龍馬は一匹の猫ちゃんと出会いました。首輪をしていたので、明らかに飼い猫です。そばに寄せてあげたかったのですが、猫の爪で目をひっかかれるのが怖くて、いつも猫には近づけないようにしています。小さい頃から一緒に暮らしていれば大丈夫なんですよ。でも、成長してからだとちょっと無理でしょう。その次のワンちゃんは、いつも龍馬を見ると吠える子です。ただ、悪意のある吠え方ではなくて、「おい、ちょっとお茶でも飲んでけよ」という感じの、好意的な吠え方。名前は何ていうんだろうなあ。なかなかいい体格の立派な犬です。
 1時間30分以上歩いて、やっと家に戻ってきた龍馬は、しばらくお座りをして通りを見つめておりました。まだ、部屋の中に入りたくなかったのでしょうね。その割には、疲れてあくびなんかしています。できればずっと外にいたいという感じなんでしょうかね。部屋の中に入った龍馬は、疲れがどっと出たのか、眠そうな顔で横たわってしまいました。現在は熟睡中です。(2013年1月27日・日曜日・朝撮影)

 今日は、ママが東京の歯医者まで出かけてしまうというので、僕が来るまでママを駅まで送り届けることに。当然のことながら、龍馬も連れて行くつもりだったのですが、なぜか龍馬は置いてきぼりになると勘違いしたようです。この物寂しげな表情を見て下さい。「どうせ僕はお留守番をするんでしょう?」と僕らに語りかけているようです。もちろん、龍馬は一緒に駅まで行きました。大喜び。でも、ママを送ってから帰宅すると、ベッドの上でまた寂しそうな顔をしているではありませんか。どうやら、大好きなママが電車に乗ってしまって、一緒に帰ってくることができなかったのがショックだったようです。最後の写真がその表情です。龍馬、元気出せ!(2013年1月26日・土曜日・朝撮影)

 龍馬は散歩で疲れたのでしょうか。それとも、夕食を食べてお腹がいっぱいになったので、眠くなってしまったのでしょうか。ベッドの上ですやすやと眠っています。フラッシュを焚いても目を開けないくらいぐっすりね。(2013年1月25日・金曜日・夜撮影)

 龍馬の朝の散歩はとても早いんです。お父さんが早起きだから。義父は3時には起きて、一通り新聞に目を通してから、5時30分に龍馬を迎えに来てくれます。そとはまだ真っ暗だし、ものすごく寒い。本当に感謝しています。龍馬はまだ起きたばかりで、ちょっと寝ぼけ眼でしょうか。それでも、ママに一生懸命挨拶をしています。散歩に出かける前に、僕にこういういことをすることはまずないですけどね。龍馬はママが大好きだから、一生懸命甘えているのです。龍馬、気をつけて行っておいで。(2013年1月22日・火曜日・早朝撮影)

 パパの恐竜の着ぐるみは、すっかり龍馬の所有物になってしまいました。ところで、朝の散歩から帰ってきて朝食を済ませた龍馬は、その着ぐるみの上に寝そべって、どことなく元気のない表情を見せていました。平日と同じように、この後パパとママが出かけてしまうと思いこんでいたのでしょうか。実際、パパは横浜までスイミングに出かけてしまうわけですが、それもずっと後のこと。また、ママも午後遅くなってから友達のところに出かける予定なので、龍馬とは長い時間一緒にいることができたのです。龍馬は寂しがり屋なんですね。

 大好きなママに抱っこされた龍馬は、どことなく威張って見えますね。「いいでしょう、パパ」とでも言っているのでしょうか。僕が抱っこすると、すぐに体をよじって降りたがります。「パパ、もういいから、放せってば」てな感じかな。ママはちょっと疲れ気味?(2013年2月2日・土曜日・朝撮影)

 この後、僕は横浜のスイミングクラブまで、泳ぎに出かけてしまいました。今度こそ龍馬は本当のお留守番です。僕が帰ってきたときには、いつもの通り大喜びで迎えてくれました。それが最初の2枚の写真です。パパが帰ってきて安心した龍馬は、ベッドの上でしばらくくつろぐと、今度はベッドを降りて窓際の定位置へ。龍馬はパパの恐竜の着ぐるみの中でぐっすりと眠ってしまいました。龍馬はとても寂しがり屋です。それは人間とて同じこと。僕らは寂しければ自由に外に出ることができますが、龍馬はそういう訳にはいきません。だから、ベッドの上に座って窓の外をじっと眺めているのでしょう。寒くないだけいいかも知れませんが。(2013年1月26日・土曜日・午後撮影)

 夕日が差し込む寝室のベッドの上で、龍馬はのんびりとくつろいでいます。あと1時間もしたら夕方の散歩に出かける予定。でも、今朝の散歩が遅かったから、本当ならもう少し暗くなってから出た方がいいのかも知れません。ただ、そうなると冷え込んでくるから迷いますねえ。今朝の散歩で出会ったハナちゃんは、やはり家では絶対にオシッコをしないそうです。しかも、雨の日は散歩に行きたがらない。だから、時には一日半ぐらいオシッコを我慢していることもあるそうです。龍馬の場合はどうなんだろう。やはり、一日二回の散歩のペースを守ってきているから、時間を均等に配分してあげないといけませんかね。ご覧の通り、僕が寝ているベッドは、龍馬と共有です。(2013年1月20日・日曜日・午後遅く撮影)

 今朝の散歩では龍馬はいろいろな友達に逢いました。シープドッグのココちゃん、柴犬の女の子モコちゃん、甲斐犬とビーグルの混血ラッキーちゃん、犬種はわかりませんがいつも県立鶴嶺高校のすぐそばにいる男の子のチビ君、そして写真には写っていませんが、帰り道で出会った柴犬の女の子ハナちゃん。チビ君以外は、もちろんみんな女の子です。龍馬は女の子の友達が圧倒的に多い。パパと違ってイケメンだからもてるんでしょう。ラッキーちゃんは純粋な甲斐犬に見えますよね。筋肉質でとても元気が良く、立派なワンちゃんです。
 帰宅した龍馬は、いつもの通りベッドの上で暴れて、その後は窓から差し込む日に当たってまどろんでしまいます。朝ご飯を食べないで寝てしまいそうだったので、僕はご飯の上にハムをちぎって載せてあげました。龍馬はハムの匂いに即反応。朝ご飯は一気になくなったのでした。今日は部屋の中は少し暑いくらいなので、龍馬は夏場の居場所である台所のマットの上で寝ています。このまま暖かくなると、朝の散歩も楽になるのですが、今年の厳しい冬はそう簡単には春に道を譲らないでしょうね。(2013年1月20日・日曜日・朝撮影)

 朝の散歩から帰ってきた龍馬は、少しまどろんだ後、パパとママが出かけてしまう雰囲気を敏感に察して、寝室の出口に寝そべって今の僕たちをじっと観察しています。龍馬は、僕たちが仕事で出かけるときと、遊びで出かけるときの区別がきちんとつくんです。今回はパパは仕事、ママは友達の家に行く。だから、迷っているのでしょうか。二人とも車で遊びに出かけるなら、一生懸命アピールして一緒に連れて行ってもらわなければならないからです。ママが運転したところを見たことがない龍馬は、パパが一人で車に乗って仕事に行ってしまうことに気付いているのでしょう。自分が一緒に行けない寂しさが、表情によく表れていますね。かわいそうだけど、待っててね。(2013年1月19日・土曜日・朝撮影)