龍馬君の部屋

 龍馬がいよいよカレンダーに載りました。私は最初は龍馬だとは気付かなかったのですが、妻はこの壁掛けのカレンダーと卓上カレンダーが発売された去年の暮れから、3月のページは龍馬だと確信していたそうです。今では私もはっきりと龍馬だと認識できるようになりました。カレンダーの発行元は辰己出版と言って、柴犬専門雑誌「シーバ(Shiba)」の発行元でもあります。龍馬は以前「シーバ」のスタッフに取材されて、何百枚もの写真を撮影されていたのでした。その写真を使って、龍馬の特集記事が「シーバ」に載りましたが、撮影した写真はまたいつかどこかで使われるかも知れないと言われていたのです。今回のカレンダーはその一つです。出版社からその旨の連絡があったわけではないので、これからもどこで龍馬の写真と出会うかわからないという楽しみが出てきました。
 私が出版した本は大して売れませんでしたが、龍馬は飼い主に代わって「全国区」になってくれたのです。さすが、坂本龍馬にちなんで「龍馬」と名付けただけのことはありますね。「犬なりに夫婦喧嘩に胸痛め」という川柳は私たち夫婦とは無関係ですよ。(2011年1月30日・記録)

 昼間の龍馬の寝ぼけ顔です。写真を撮られるのがいかにも迷惑そうですね。「もう、いったい何枚写真を撮れば気が済むの、パパは」と文句でも言っていそうな表情です。後半の大きめの写真は、龍馬が曲芸を披露してくれているところ。硬式テニスのボールを投げてもらって、それを口で妻にはじき返しているのです。突然やり出したこの曲芸に、妻も私もびっくりしました。ボールが写っていないのがちょっと残念ですが。最後はママを見上げて甘えようとしているところ。結局はママにペロペロ攻撃が始まりました。(2011年1月6日・午後&夜撮影)

 愛くるしい龍馬の表情とは裏腹に、私はずいぶんと疲れた顔をしていますね。久しぶりに龍馬と一緒の写真を撮ってもらって、私もずいぶん年を取ったなあと感じました。龍馬は齢を重ねても凛々しい表情そのままで、羨ましい限りです。龍馬は写真を撮られるのが大嫌いなので、本当は起きていてもすぐに眠った振りをしてしまいます。ですから、最初の3枚の写真も本当は目覚めているに違いありません。龍馬の生き生きとした表情が撮影できるのは、私の後ろに立った妻の協力を得たときです。真ん中の大きな4枚の写真はそのようにして撮影しました。私は、立っている妻を見上げた龍馬の写真が一番好きですね。(2010年12月27日・昼&夜撮影)

 最後の2枚以外は、3月末までに撮影したものです。やはり、龍馬はなかなかカメラの方を見ようとはしません。最後の2枚は、4月10日(日曜日)の朝の散歩の時に妻が撮影したものです。せっかく美しい桜を背景にしているのに、龍馬は素っ気ないですね。龍馬はこの後家に帰って朝食を済ませてから、少しお昼寝をして、午前11時頃にシャワーを浴びました。(最後の2枚:平成23年4月10日・早朝撮影)

 最近、私のコンピューターにインストールされている「ホームページビルダー」の動きが鈍くなって来ています。パソコンにいろいろなものをインストールしたために、回転が悪くなっているのでしょう。先日、大手家電販店の広告をちらっと見たら、今現在販売されているパソコンの頭脳は、数年前と比べて格段に向上していることに驚きました。それでも、当分の間はこのパソコンを買い換えるつもりはないのですが。それにしても、龍馬の画像を処理するのにこれだけ手間がかかるのは困りもの。もう少しパソコンを軽くしなければなりません。
 ところで、龍馬は私たちのベッドの上に座って窓の外を眺めるのが大好きです。まるで、警備の人間が外の通りを見張っているかのようです。ちょっとでも異常な動きを発見すると大騒ぎ。特に犬や烏の動きには敏感です。そんな龍馬をこちらに向かせるのは一苦労です。この撮影は、私がずっとカメラを構えて待っていて、妻が何とか後ろで龍馬の注意を惹くことで成功したもの。貴重な写真です。妻が言うには、「私が呼ぶから龍馬はこんなにいい表情をしてくれるのよね」だとか。本当でしょうか。パパのカメラの腕前がいいからなのでは?龍馬のこの愛くるしい表情は、今までの背景に代わって、私のパソコンの背景になっています。(2010年12月26日・午後撮影)

 龍馬は散歩の時に鑑札の着いた普通の首輪とハーネスの両方をつけて出かけます。リードもそれぞれに1本ずつ合計2本。なぜかと言うと、以前ハーネスだけの時に、踏ん張ってハーネスから抜け出して逃げてしまったことがあったからです。私たちが大草原にでも住んでいるなら、自由に走り回らせてあげても少しも構いませんが、街中ではいつ車にはねられてしまうか知れません。そこで、安全に安全を期したというわけなのです。もちろん、龍馬はそんな不自由な格好は嫌がりますが、龍馬の安全のために仕方ありません。龍馬は心なしかしょぼっとした顔をしているでしょうか。(2011年1月16日・夕方撮影)

 妻が自分の新しいカメラで撮影してくれた写真です。龍馬はやはりカメラと視線を合わせませんね。窓際で振り向いた写真は、偶然タイミング良く撮れたものらしいです。いつもは外を見たまま、カメラの方など振り向いてはくれませんから。(2011年1月3日・昼撮影)

 最初の4枚は12月31日の大晦日に撮影したもので、それ以後の写真が2011年1月1日の元旦に撮影したものです。新年初日の龍馬は、張り切って朝の散歩をこなしました。本当は、一緒に初日の出を見に海岸まで行く予定だったのですが、駐車場がいっぱいで、戻ってきてしまったのです。龍馬が大好きな海岸の散歩はまた今度にしましょう。今年の2月15日で7歳を迎える龍馬。子供の頃の顔と違って、ずいぶん大人の表情になりました。私に抱っこされている龍馬などは、ちょっと偉そうではありませんか?(2011年1月1日・早朝撮影)

 最初の写真は、いつも龍馬のために一生懸命夕食を作ってくれている、妻のお母さんです。この日は、夜にお正月を迎えるためのお花を生けに来てくれました。龍馬の夕食は、キャベツと砂肝と鶏のささみを煮たものに、ごはんを加えて作ります。おいしくて新鮮な砂肝を買うために、いつも遠くまで買い物に出かけてくれます。龍馬は本当に幸せ者です。昼間の龍馬はいつも私たち夫婦のベッドの上でまどろんでいます。いつもはカメラを向けられると顔を背けてしまう龍馬も、このときはあまりの眠さに動くのもかったるかったという感じでしょうか。龍馬の目がぱっちりと大きいのは、妻にそっくりです。パパに似たところはあるのかなあ?(2010年12月28日夜&29日昼撮影)