「龍馬君の部屋」パート2

 弟が龍馬のために買ってきてくれた歯磨き用のガムです。龍馬はそのガムがとても気に入っているようで、気が向くとすぐにガムをくちゃくちゃやっておりますが、この朝の龍馬の目的は違うのです。そのガムを振り回して遠くに放り投げて、私たちの誰かが拾ってきてくれることを期待しているのです。つまり自分の方に何とか注意を向けたいのですね。そして、妻が仏壇にお茶とご飯を供えに行った後を追って禁断の別室に入ってしまった龍馬は、どうしていいかわからなくなってただたたずむのでした。(2005年5月10日早朝撮影)

 今日は入院中の父を見舞ったのですが、父はおやつのあとでぐっすり寝込んでいました。起こすのはかわいそうだったので、そのまましばらく様子を見て退散。その後、妻と龍馬と私の三人は伊勢原へ向かい、七沢温泉郷を通過して宮が瀬ダムまでドライブに。龍馬は今までかいだこともないような匂いにもうそわそわ。宮が瀬ダムに到着すると、さっそくあちこちを探索してマーキングに精出しておりました。私と一緒に写っている写真は、伊勢原で撮ったものです。神奈川県にもまだまだいいところがたくさんありますね。七沢温泉を通過して宮が瀬に向かう道路は、森の中の一本道で運転しているだけでたっぷり森林浴を楽しめました。当然車の窓は開けておりましたから。ドライブから帰ってきた龍馬はぐっすり寝込んでおりました。久しぶりの長いドライブに疲れたのでしょうね。(2005年5月5日午後撮影)

 「パパ、朝っぱらからいきなり写真撮影なの?僕は寝ぼけ眼なんだから勘弁して欲しいよなあ…」という龍馬のぼやきが聞こえてきそうな表情です。龍馬は今朝も母のとなりでライオン座りをして私の方をじっと見つめておりました。
 早起きの龍馬なのですが、今朝はちょっと冷え込んだためか、私が二階から降りてくる足音を聞いても、階段の下まで出迎えには来ませんでした。要するに寒いから母の布団にくるまっているのです。全く、犬のくせに寒がりで困ります。前の雌の柴犬の「ハナ」は外で飼っていたので、雪の中でも凛々しくしておりましたが、家の中で飼っている龍馬にはその芸当はできないでしょう。それは仕方のないことです。
 それにしても、なぜ龍馬は寝ぼけ眼なのでしょう。ゆうべもしっかりカーテンの陰で寝込んでいましたし、睡眠時間は十分にとっているはずなのですが、やはり夜は熟睡しないように本能的にプログラムされているのでしょうね。夜は敵から身を守らなければならないので、絶対に熟睡しないのが原始のオオカミたちだったのです。
(2005年5月8日早朝撮影)

 ちなみにこの写真を撮ったのは妻の佳代子なのですが、私の髪の毛がぼさぼさなのに平気でシャッターを切っておりました。後で文句を言ったら、「だって龍馬君のかわいい表情が映ってるからいいのよ」だそうです。まあいいか。龍馬は散歩から帰ってくると一眠りして、昼近くになるとこうして毛繕いをしてもらうのを好みます。そして、いつも毛繕いを始めるとすぐに私の方を振り返って私の顔をぺろぺろ舐めるのです。それは彼が精一杯「どうもありがとう」と言っているように私には感じられます。途中であくびをしている龍馬ですが、最後の方になるとまた私の耳をぺろぺろ舐めて「どうもありがとう」をするのを忘れません。本当にかわいい子ですよね。親ばか?(2005年5月1日昼前撮影)

 犬も夢を見るのかどうかという話がときどき話題になりますが、絶対に見ると思いますね。現に、きのうの昼などは熟睡しているはずの龍馬が2〜3回吠えたのです。きっと夢の中で猫か何かを追いかけていたのではないでしょうか。それにしても見てやってください。昼間はなんだかんだいたずらをして叱られることが多い龍馬も、こんな天使のような寝顔を見せて眠っていると、思わず抱きしめてあげたくなってしまいます。ただ注意しなければ行けないのは、後ろ足の方から近づくとたまに思いっきりキックをくらうことがあることです。龍馬はマッチョ犬なので蹴られたらもう大変です。(2005年5月1日0:30分撮影)

 朝の散歩前の龍馬です。早く外に行きたいなあと、庭の五月の花の撮影をしに外に出た私の方をしきりに気にしています。そして、周辺を丹念に観察して大好きな猫がいないかどうか確かめているようです。これで猫が出現したらもう大変でしょう。きっと外に飛び出すに決まっています。(2005年5月8日朝撮影)

 今日は妻の佳代子も私も仕事で家に帰るのが夜の7時過ぎだったのと、ちょうど母が用事で夕方以降は留守をしたので、愛犬龍馬君は一人でお留守番をすることになりました。ふだん、一人になることにあまり慣れていない龍馬なので、自分だけが取り残されたとなると、ありとあらゆるテロ行為をしても不思議ではないのですが、最近はお兄ちゃんになってきたらしく、大人しく留守番ができるようになってきたらしいのです。
 今日は私の方が早く帰宅しましたが、龍馬はすぐに大喜びで玄関に出迎えに来てくれたかと思うと、すぐに居間の方に姿を消してしまいました。どうしたのかなと思って部屋に入っていってみると、龍馬は自分のハンカチをくわえて私に遊べと目で合図を送っているのです。仕方なく、着替えもせずに私は龍馬とハンカチのひっぱりっこをしてやりました。今度は妻が帰ってくると、妻にじゃれついていきました。そして二人が揃うと、今度は安心していたずらを考え始めたのです。何をしようかとあたりを探索している龍馬の姿が上に写っていますね。すると、突然ソファーに寝転がっていた私の後ろに飛び乗ってきて、いきなり私の顔をぺろぺろと舐め始めました。龍馬のぺろぺろが始まるとこれがまたしつこいのです。私は、しまいには龍馬の骨を奪って自分でくわえて龍馬と取り合いを始めました。もちろん私の負けですけどね。
(2005年5月7日夜撮影)

 朝私がダイニングキッチンに起きてきたら、いつもは階段の下まで出迎えに来るはずの龍馬は、まだまどろんでいる母の横にしっかり付き添って余裕で毛繕いなどをしておりました。そして、自分もうとうとし始めたのです。犬は基本的に夜行性なので、安心できる昼間はうとうとしているのが普通なのです。ときどき、朝驚くほど早く起き出して、ソファーの上から母の布団の上にダイブすることがあるそうです。それはちょっとたまりませんね。母はある時などは息が止まるかと思ったそうです。(2005年5月5日早朝撮影)

 海老名の父の病院を見舞った帰りに、スーパーマーケットによって龍馬に大きな骨を買ってきました。写真が上手に撮れていませんが、龍馬は大喜びです。もっといいショットが撮れたらまた載せましょう。(2005年5月4日夕方撮影)

 龍馬はすっかりお昼寝モードに入ろうとしているのに、新しいデジカメを手にした佳代子は撮影をしたくてたまらず、やたらとシャッターを切りまくりました。おかげで龍馬君はすっかり目覚めてしまいました。佳代子にデジカメを与えたのは失敗だったかも知れません。まあ、でも特派員ができたと思えばいいですかね。編集社の編集長の苦労がわかる気がします。(2005年5月4日夕方撮影)

 今朝は久しぶりに私が龍馬の朝の散歩の面倒を見させてもらいました。朝は気持ちが良くていいですね。龍馬が大好きな草原がまだ残っている場所があって、龍馬はそこで一生懸命探索活動をしておりました。一番最初の二匹の犬はもう二匹とも13歳を超えているのですが、散歩に連れているおばあちゃんの優しい性格がそのまま移っていて、とても気立てがいいのです。龍馬はずっと年下であるにもかかわらず、結構図々しい応対ぶり。最後の写真は龍馬が大好きな第二のウンチッチロードです。(2005年5月4日午前撮影)

 今までのデジタルカメラの調子がおかしくて新しく買ったオリンパスミュー30で撮影した初めての写真です。大きい画像は姪っ子の沙弥と龍馬の写真。沙弥は中学時代ずっと登校を拒絶しておりましたが、家庭教師と自力の努力で見事に県立高校に合格した強者です。伯父の私にそういう意味ではよく似ているかなと思うことも。悔しかったら行動で示せばいい…私は彼女に何度もそう言いました。沙弥が学校の授業も受けずに見事に県立高校に合格してしまえば、それはとりもなおさず茅ヶ崎第一中学校の教職員たちがいかに無能だったかを証明できることになるからです。学校の名前を出して申し訳ありませんが、私は沙弥が在学当時に職員だった仲間を恐らくは一生許すことはないでしょう。
 沙弥は高校に行ってからすっかり元通りの元気を取り戻しました。その沙弥の心の変化を一番良く感じているのが愛犬の龍馬君ということになるのでしょう。ちょっとドアップのはやり過ぎ?これは妻の佳代子の撮影です。実はこのデジカメ、妻のものとなりました。
(2005年5月3日夜〜5月4日朝撮影)

 妻の佳代子に抱かれていると、龍馬は本当に落ち着きがありません。妻に言わせれば、私のような男が抱いた方が安定感があって落ち着くのではないかということですが、それは定かではありませんね。おかげでピントが合いません!(2005年5月3日夕方撮影)

 すっかり暖かい陽気になって、網戸になった居間の大窓からじっくりと外を眺める龍馬です。私たちはこういうときの龍馬を「たそがれ龍馬」と呼んでいます。龍馬は庭を眺めるのが、おちびチャンの頃から好きでした。寂しがり屋の龍馬は誰かがほんの少しでもいなくなるとすぐに捜索活動に入ります。そしてその人間が姿を現すと、たっぷり愛情をこめて舐め舐め攻撃に移るのです。(2005年5月3日午後撮影)

 夜になってやっと下痢も止まった龍馬は、さっそくいつもの秘密基地に場所を移動しました。それは何とカーテンの後ろなのです。明るい部屋のライトを嫌っているのか、それともカーテン越しに秘密探偵のように周囲の様子をうかがうのが好きなのか、それは本人に訊いてみないとわかりませんが、とにかくカーテンの後ろに隠れるのが大好きです。たまに、母が「あれ?龍馬がどこにもいないよ」なんて言って心配そうな声を出すことがあるのですが、私は「どうせいつものカーテンの後ろじゃないの」と答えると、その通りカーテンの後ろにカーテンを体にまくようにして潜んでいるのです。
 ところで、カーテンの内側から部屋の中はよく見えるのでしょうか。写真を撮ろうとしたらさすがに逃げてしまうかなと思ったのですが、今晩は何とか秘密基地の撮影に協力してくれました。本当におもしろい子だとは思いませんか?
(2005年4月24日夜遅く)

 何にでも参加しなければ気が済まない龍馬は、今日は母の冬物整理に参加しておりました。母が首振りヒーターをビニール袋に包んでしまっていると、そばに落ちていた赤い針金をくわえて逃亡。そんなものを飲み込んでしまったら、大変な騒ぎになってしまいます。本人は本気で食べるつもりはないにしても、母と二人で龍馬を捕まえて一生懸命口を開かせようとするのですが、怪力の私を持ってしてもそれは不可能でした。固く歯を食いしばった龍馬のあごの力は想像以上に強いのです。そこで私はある作戦を思いつきました。焼き鮭のお皿を龍馬の目の前に置いたのです。すると、食べ物の匂いにつられた龍馬はいとも簡単に口を開けてしまいました。もちろん鮭はあげません。放っておくと、何を口にくわえるかわからない危険な年頃です。
 恨めしげな龍馬の写真は、私が開けた居間の窓から外を眺めている龍馬です。自分から外に飛び出すことは今のところしませんが、外に出たいなあという顔をしていますよね。
(2005年4月30日昼前撮影)

 龍馬は好奇心旺盛なので、とにかく一に探索二に探索、三四がなくて五に探索なんです。石ころを点検したり、鉢植えの裏側を点検したり、散歩に行く前にドアノブにリーシュをかけられた龍馬は、自分の届く限りの場所を全て点検してしまったのでした。そして、満足そうにひと仕事終えたような表情をしております。
 この前に庭を駆け回ってきたのですが、とにかく石ころでも何でも口にくわえてしまうので、心配でしようがありません。散歩に出かける時につけさせられるハーネスは大嫌いな龍馬ですが、散歩は三度の飯よりも大好きだそうです。(2005年5月2日朝撮影)

 龍馬はみんなの注意が自分の方に向けられていないことを感じると、床の上に寝転がってちょっとしたパフォーマンスをしながら、短く「ホワン!」と低い声で吠えます。それは「ねえねえ、こっち向いてったら!」という龍馬からの熱いメッセージなのです。笑ってしまいますよ。ときどき腹を上にしてこちらに視線を注ぎながら吠えているのです。人間の子供と全く同じですね。いつも自分のことを見ていてもらいたいのでしょう。それでないと不安になってしまうのかも知れませんね。(2005年5月5日昼撮影)

 龍馬は基本的に早起きなのですが、最近では「春眠暁を覚えず」の格言通り、朝はおねむのようです。母が起き出して龍馬の朝食を用意してくれているというのに、本人は布団の上で殿様気取り。「朝飯はまだか?」てな感じなのでしょうか。舌なめずりをしているところを見ると、お腹はすいているのでしょうね。こんな偉そうにされてもついついかわいがってしまう親ばか一家であります。(2005年5月6日早朝撮影)

 龍馬は散歩から帰ってくると、お昼ご飯までの間は自分のケージに入って居眠りをしています。明るくなって安心するのでしょう。本当にぐっすり眠っているのですよ。母はもうそろそろケージが片づけてもいいかなと言っておりましたが、たまにそうやって基地代わりに使っている龍馬を見ると、やっぱり出しっぱなしにしておいてあげた方が、安心するかなあという結論に達しました。龍馬が3ヶ月で我が家に来たときは、このケージもまだまだ大きかったのですが、今では龍馬が横たわるとはみ出てしまいます。それでも、龍馬にとっては大切な想い出の場所であり、同時に安らぎの場所であるのでしょう。
 龍馬は居間の網戸のところが大好きです。外の匂いがいろいろと漂ってくるからなのでしょう。いつも網戸越しに外を眺めています。猫が来ると大騒ぎをする龍馬なのですが、実際に猫が登場するときには、タイミング悪く寝込んでいるときだったりして、たいていは猫が通りすぎてしまってから大騒ぎするのです。そういう間抜けなところも龍馬の魅力なんですけれどね。
 龍馬はお年寄りや小さな子供たちにとても優しいのです。決して飛びかかったり吠えかかったりはしません。小さな子供だと、いじられるままに大人しくしています。この子は相手の弱さをきちんと理解できるのでしょうね。他の犬に喧嘩を売ることもありませんし、結構度胸の据わった犬のようです。でも、全く知らない人が玄関先に訪ねてきたりすると、きちんと吠えるのです。番犬にもなる龍馬です。
 人間の食べ物をあげなくなってから少しシェイプアップした龍馬ですが、よく食べるので現在では13.5キロくらいに戻っています。
(2005年5月8日午後撮影)

 久しぶりにシャワーを浴びた後、一眠りして昼前に目が覚めた龍馬は、さっそくお気に入りの網戸のところに行って、ゆったりと座り込み外を気持ちよさそうに眺めておりました。
 小さい頃の龍馬は、シャワーを浴びるときにはもう大暴れしたものですが、今ではすっかりお湯を浴びることにも慣れて、特に胸にお湯をかけられているときはとても気持ちよさそうにしています。ただ、シャンプーは苦手なようで、いろいろ声をかけてあげながらシャンプーしないと、どうしても居心地が悪いようです。それでも、大人しくしているようになりましたから、かなりの成長を遂げたと言えるでしょう。
 シャワーから上がると昔ならドライヤーの音に怒り狂っていた龍馬も、最近では大人しくドライヤーをかけさせるようになりました。大人になってきたのでしょうね。
(2005年5月10日昼前撮影)