「龍馬君の部屋」パート2

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 龍馬はあんまをしてもらうのが大好きです。いつもなら、手や足は簡単に触らせないのですが、あんまをしてもらえるのがわかると、素直に触らせます。そして筋肉をもんでほぐしてあげていると、前足をぴんと宙に突っ張って気持ちよさそうに目を細めるのです。方の付け根あたりをもんでやっても、とても気持ちよさそうにしています。夜寝る前などは、母が「かったり、かったり」と声をかけると、それがあんまをしてもらえる合図で、龍馬は気持ちよさそうにあんまをされています。
 後ろ足は太ももの筋肉をほぐしてあげるようにするのですが、さすがにくすぐったいのか、突然あごを掻く真似をしてみたり、突然宙をキックしたりするので、注意をしなければなりません。龍馬の後ろ足の筋肉はもうかなり発達しているので、そんなもので顔でもキックされたら大変です。
 犬も人間と同じように、肩がこったりするのでしょうね。だからもんでもらえると気持ちよさそうな顔をする。本当にかわいくなってしまいます。私もやって欲しいなあ。

 これでは母が、「龍馬が重苦しくてよく眠れなかった」とぼやくのも無理はありませんね。体重はもうそろそろ13.5キロほどもあるのです。朝になればこれで暴れるのですからたまったものではありません。これでもっと端の方に寝てくれるといいのですが、何と言っても我が家の殿様ですからね。(2005年3月21日深夜撮影)

 今日の夕方の散歩は佳代子が担当して、ずいぶん長い間かかっていましたから、二人とも疲れ切ってしまったのでしょう。お風呂が入ったからと声をかけたときには、佳代子も龍馬もお眠りモードに入っていました。龍馬はこうして佳代子のそばにいるのが安心のようです。(2005年3月14日撮影)

 久しぶりにいい天気になったので庭で散歩に出かける前の龍馬君の記念撮影を行いました。こうしてみると、ずいぶんお兄ちゃんになったのですね。龍馬は探検好きです。裏庭の隣のおうちとの境にあるブロック塀から身を乗り出して、向こう側に何があるのか一生懸命調べようとしています。犬というのは本当に好奇心が旺盛です。特にまだ一歳になったばかりの龍馬にとっては外の世界はお宝満載というところでしょうか。
 龍馬がじっと見つめている先には、散歩に連れて行ってくれる母がいます。「あれっ?もうお出かけなのかな?」という感じでしょうか。ゆうべの龍馬はうんちが出ませんでした。だから今朝は早く出かけてすっきりしたいのでしょう。この前に、お皿一杯の朝ご飯もしっかり食べましたからね。
 これから春先になると庭にもいろいろな花が咲きますが、そうなると龍馬にもしつけをしないといけません。なぜなら、花びらは龍馬の大好物だから。(2005年3月18日撮影)

 写真に写っている手は妻の佳代子の手です。一生懸命ホッケを箸でほぐいていますが、それは手前に見える龍馬のご飯の上にのせてあげるため。まるで昔の殿様扱いですね。小骨がないように一つ一つ確かめながらほぐいているのです。その妻の仕草を、真剣な表情で待っているのがお座り中の龍馬君。「早くできないかなあ」と期待のこもった熱い視線を感じませんか。龍馬はどちらかと言うと、海産物の方が好きなようです。(2005年3月18日夜撮影)

 左は何の写真なのかと思われるでしょうが、よく見ると真ん中が少し盛り上がっているのに気づきませんか?実は布団を敷いている最中に龍馬が中に入って寝込んでしまったのです。よく息苦しくないなあと思っていたら、次の瞬間にはきちんと外に抜け出しておりました。おもしろい子だとは思いませんか?(2005年3月20日撮影)

 一番左の写真は本当は夕日に向けてシャッターを切っているのですが、あまりうまく行きませんでした。上手に撮影できれば、まさに「太陽に吠えろ」になったのにねえ。とてもいい雰囲気の田舎道だとは思いませんか?この土手の下に小出川(こいでがわ)が流れているのですが、その川面には早くもカモの赤ちゃんがたくさん泳いでおりました。「もうすぐ春ですねえ♪」とキャンディーズの懐かしのメロディーが聞こえてきそうです。(2005年3月21日撮影)

 龍馬は昼間誰にも相手をしてもらえないと、庭が見渡せる居間の大きな窓のそばに寝ころんで、ボールをかじったり、骨をかじったりしています。そのうちどうしても相手がしてもらいたいときにはコンピューターに向かっている私の足下にわざわざボールを運んできたりするのです。まだまだ子供だからスキンシップはきちんとしてあげなければなりませんね。
 龍馬はとても寂しがり屋なので、私が台所の換気扇の下でたばこを吸っていて、妻の佳代子が台所で洗い物などをしていると必ず流しの下にやってきて、マットの上に陣取ってしまいます。下手をすると料理をしている母や妻の足下に陣取ることがあるので危なっかしくてしかたありません。みんながいるところに自分も居場所を確保したいのですね。もちろん、誰かが居間や食卓の方に移動してしまえば一緒に移動します。トイレに行っただけで、自分で台所のドアを開けてトイレの前まで見張りに来るのですからいい警備隊長ではありますが。(2005年3月25日撮影)

 龍馬の2つ目のレインコートです。1つ目のコートよりは薄手にできているのですが、あまり雨脚が強くないときにはこちらの方を着せて散歩にでかけます。いずれにしても、龍馬はコートを着せられると突然動きが止まってしまいます。ハーネスをしたときにも同じ行動に出るのですが、なぜなのかは不明。しかも、散歩に連れ出そうとする気配を感じると、家の中を逃げ回ってなかなか捕まりません。散歩は大好きなくせに、ハーネスをされたりレインコートを着せられたりするのが嫌なのでしょうね。もちろん外に出れば元気いっぱいに私たちを引きずり回すわけですからどういう心理なのかは本当に理解できません。
 佳代子と一緒の写真を撮ったときには、どうやら上の方に何かを見つけたのでしょう。龍馬は動くものにはすぐに反応するのです。鳥や蝶々を見つけたときなどはもう大変です。もちろん、猫を見つけたときが一番大変なんですけどね。  (2005年3月28日朝撮影)

 龍馬の朝の散歩風景です。これは私たちが「ウンチッチロード」と呼んでいる、草が適当に茂った道なのですが、龍馬にはお気に入りの草むらがあって、そこの匂いを丹念にかいだ後で、しっかりマーキングをします。うんちをするときは、ここと決めた場所でぐるぐる回転を始めて、3回転か4回転した後にしっかり腰を落として排便をします。でも、最近はちょっと物音がしたりすると、せっかくうんちっち体制に入っていても、途中で止めてしまうこともしばしば。困ったものです。
 左側の写真は龍馬がとても気に入っている草むらです。散歩の時には必ずここに立ち寄っておしっこかうんちをします。他の犬もよく立ち寄るらしく、匂いを点検しては必ずマーキングを怠りません。龍馬はとても器用な犬で、ときどき片足を挙げておしっこをしながら、うんちをすることがあります。
 龍馬が大好きなのはおしっこをした後で、思いっきり地面や草原を後ろ足で何度も蹴ることです。そのときの誇らしげな表情といったらありません。(2005年4月1日朝撮影)

 妻の佳代子の両親は、茅ヶ崎市に越してきて、車で5分ほどのところにある鶴が台団地に住んでいます。ときどき我が家に顔を出してくれるのですが、龍馬は義父が大好きで、見てくださいこの甘えようを。義父はもともと建築会社の社長をしていました。今でもまだ大工仕事に精出す毎日です。(2005年3月31日夜撮影)

 朝の散歩から帰ってきて、庭で母に毛繕いをしてもらっている龍馬ですが、ちっとも大人しくしていません。ブラシをかけてもらうのは好きなのですが、散歩から帰ってきたばかりのときはテンションが上がっていて、とにかく落ち着きがないのです。柴犬は家の生え替わりの時期が大変です。我が家は家中龍馬の毛だらけです。(2005年4月2日朝撮影)

 龍馬はとてもいい子で、広い道を渡るときには、ちゃんと横断歩道のところで車が行きすぎるのを待っています。こういう癖をつけておかないと、万が一首輪がはずれて逃亡したときなど、道路に飛び出して事故に遭ってしまってもいけませんからね。
 龍馬には茅ヶ崎市立病院のすぐそばにお気に入りの公園があるのです。そこでは芝生の上をスキップを踏むように軽々と歩いて遊んでいます。子供が大好きな龍馬は、子供達のはしゃぐ声を聞くとすぐにそちらに注意が行ってしまいます。
 私はいつも散歩のコースに国道1号線沿いの歩道を入れるのですが、ここは適当な草むらが多く、龍馬にとってはおしっこやうんちをするのに最適の場所です。おしっこをしているプライベートな写真を撮ってしまったことは龍馬には謝罪しなければなりませんね。私が写真を撮るのに夢中なものですから、「パパ、早く行こうよ」と催促するような顔をしておりました。(2005年4月3日朝の散歩で撮影)

 龍馬にとっては、なぜか目の前のたった20センチほどの幅の溝が怖くて跳び越えられないのです。できないのではなくて、躊躇しているのです。実際、普段は50センチ以上ある壁の上に平気で飛び乗ったりり、飛び降りたりしていますから、決してジャンプ力がないわけではないのですが、彼にしかわからない判断基準があるのでしょうね。結局、私にいくら誘われても頑固にジャンプはせず、私が譲歩して向こう側に行って入り口まで戻って出てきました。何だか情けない。 (2005年4月5日夕方撮影)

 日曜日のお花見に付き合った龍馬は、「花より団子」ということであちこち探索して遊んでおりました。そして、途中で私が赤羽根山の麓の畑のそばに見えた桃の木のところに写真を撮りに来たときに、たまたまお友達のコーギー犬と出会い、もう大はしゃぎ。
 龍馬の顔の広さはもう大変なもので、雄犬にも雌犬にも友達がたくさんいます。最近では「コロちゃん」という1歳8ヶ月の雌の柴犬がガールフレンドになってくれて、散歩で出会うともう大変なはしゃぎようです。コロちゃんも龍馬の周りを駆け回って、その合間に龍馬とチュウしてしまったり、大胆きわまりない感じです。
 家に帰ってくると、龍馬はいきなり布団の上でパフォーマンスを始めました。最初は寒かったからか巣作りのようなことをしていたのですが、そのうちひっくり返っておかしな格好をしてパフォーマンスを始めたのです。もう私も妻も腹を抱えて大笑いしてしまいました。何だったのでしょうね。 (2005年4月10日撮影)            

 龍馬は久しぶりに暖かい日差しのあたる庭に出ておおはしゃぎ。何と始めて庭でおっしっこをしました。隣の家に続く階段を点検したり、あちこちを点検するのに余念がないので、「ほら龍馬、こっち向いて、写真撮るよ!」なんて言ってもちっとも言うことを聞いてくれません。カメラに写るのは妻の顔だけ。本当におもしろい子です。(2005年4月21日朝撮影)

 妻の佳代子のご要望に応えて、国道1号線の八重桜を見に行ったときのことです。突然現れた9ヶ月のラブラドールレトリバー君に龍馬は興味津々。龍馬は1歳2ヶ月ですからラブラドール君より5ヶ月年上です。何だか「僕の方が年上だぞ」と威張っている感じがしました。すぐに仲良くなれたのですが、最初はラブラドール君の方が怖がっていてなかなか近寄ろうとはしませんでした。大きな犬の方が気が小さくて優しいというのはどうやら本当のようです。龍馬は桜の木のところに行く途中の電線の上に止まっていたカラスも気になったようでした。好奇心がとにかく旺盛なのです。
 今まで歩いたこともないようなところを散歩したので龍馬は大喜び。あちこちにマーキングをして自分の領土を拡大しておりました。
 途中「犬の糞は持ち帰ってください」という札がいくつか目につきました。どこにでもいるんですね、そういう非常識な人が。
(2005年4月21日午後撮影)

 龍馬は私たちが何かを食べようとすると、自分にも食べられるものかどうかすぐにチェックに来ます。今回は妻の佳代子がちょっと辛めの韓国のりを食べようとしていたのです。龍馬は佳代子の様子をうかがったあとで、韓国のりの匂いを丹念にかいで、これは自分には食べられそうにないと判断したのか、すぐにあきらめました。
 実は、最近いろいろなものを(クッキーなど)食べ過ぎたせいか、お腹の調子が悪くて、夜中に何度もトイレに外に連れ出したり、胃液を戻してしまったり四苦八苦しています。やはりどんなにかわいくても、犬にはドッグフードだけを与えるようにしないと、体調を崩したり、最悪の場合は寿命を縮めてしまうことにもなりかねません。
 最近の犬は15年から17年くらい生きることができるようになりました。恐らくそれはドッグフードが改良されてきたからではないでしょうか。昔は残ったご飯にみそ汁をかけたりして食べさせましたね。それでは塩分が濃すぎたりして犬には決して良くはなかったわけです。茅ヶ崎市では13歳になると表彰されます。龍馬にも長生きしてもらいたいですから、心を鬼にして頑張ります。   (2005年4月23日夜撮影)