一番上の段の写真は、ハーネスをされる前の、ママに甘えた龍馬の様子です。龍馬はこのハーネスをされることに大きな抵抗があるらしいのです。それは普段から家の中で生活していて首輪というものをする習慣がないからでしょう。でも、これでは鑑札を常時つけられないので、どうにか工夫しなければいけないでしょう。
 南足柄の最乗寺に初めて連れて行ってもらった龍馬はもう大喜びです。ぐいぐいリーシュを引っ張って、興奮している様子がしっかり伝わってきました。今までかいだこともないような匂いが、杉の古木の幹にへばりついた苔からしてきたのでしょうね。
 普段はこの辺で犬の散歩をする人はまずいないでしょうから、犬がおしっこをした形跡はありません。それが証拠に、龍馬はマーキングをしようとする気配も見せませんでした。ただ、もう珍しいものばかりだったのか、とにかくハイテンションでご機嫌です。
 最乗寺の階段などは、さっさと下りてしまって、リーシュを持っている私が少し強めにリーシュを引っ張ると、前足が宙に浮いた状態で、後ろ足だけで階段を下りようとする有り様です。よほど嬉しかったのでしょうね。
 車の中の龍馬の様子は撮影してありませんが、西湘バイパスを時速80キロ以上で飛ばす車の窓からしっかり顔を出して、強い潮風に気持ちよさそうに当たっていたことは言うまでもありません。こんなにドライブが好きな犬もそうそういないでしょう。ちなみに、龍馬のかわいい仕草は何処に行っても注目の的でした。(2006年6月8日・昼過ぎ撮影)

 龍馬は自分が相手にされていないと、頭を使って実力行使に出ます。この夜はママが新聞を読むのに夢中で自分の相手をしてくれなかったものですから、究極の作戦に出ました。つまりママが読んでいる新聞の上に乗ってしまうのです。そのうちママの周りをくるくる回っていたかと思うと、今度は完全に新聞の上に体を横たえてしまいました。ママもあきらめ顔です。「ねえ、龍馬、新聞が読めないんだけど」としきりに龍馬に話しかけますが、龍馬は聞こえないふりをしています。賢い犬ですね。
 そのうち、ママに意地悪をしてみんなに注目されて満足した龍馬は、新聞をママに譲って、自分はフロアの上でくつろぎ始めました。まったくマイペースな殿様犬です。いつも自分のことを見ていて欲しいんですね。まだまだ子供なのでしょう。
(2006年6月1日・夜撮影)

 犬は本能的に穴を掘ってその中に体を埋めるように出来ているのでしょう。龍馬の前に外で飼っていた同じ柴犬のハナ(雌)は、小屋の横に大きな穴を掘ってよくその中で丸まっていました。四方が壁に囲まれているということは、敵から自分のみを守のに好都合なのでしょう。
 でも龍馬は家の中で飼われている犬です。いくら穴を掘ろうとしても掘る場所はありません。ところが、なぜか龍馬は布団の上に敷かれたシーツを一生懸命に前足でひっかいて穴を掘ろうとするのです。餌をあげても、食べたくないときには一生懸命埋めようとします。上にかぶせるべき土はどこにもないのですが、鼻先で土をかけている動作を何度も繰り返しするのです。
 そういう龍馬の姿はとても愛らしくもあり、また土のないところで飼われている彼の環境を思うとちょっとかわいそうになったりもします。

 龍馬の一番魅力的な表情は、上を見上げたり後ろを振り返ったりするときの表情でしょう。こんなに目のぱっちりした雄の赤芝はめったに見かけませんね。この顔は龍馬の両親の優れた血筋を物語っているのでしょう。こんな龍馬の表情を使って、私の「石山外語学院」の宣伝用しおりを作ったら、1時間もしないうちに40枚くらいはさっとなくなってしまうのも無理はない話でしょう。

 最後の方の写真は、妻の両親が遊びに来たときのものです。龍馬はお客さんが大好きですが、特にお気に入りのお客さんのうちの二人が義父母なのです。お二人が玄関に顔を出すと、龍馬の興奮ぶりはもう大変なものです。最初は犬がちょっと苦手そうだったお義母さんも、今ではすっかり龍馬のファンになってしまいました。お義父さんとのツーショットはいつも愛嬌がありますね。龍馬とお義父さんは本当にいいコンビなのです。
(2006年5月27日・朝と夜撮影)

 龍馬はとても好奇心旺盛なので、家の中ではどこかを探検しているか、そうでなければ何かをしそうな人間の後をついて回っています。目があったときにさっと逃げたら龍馬の口の中には何かが入っていると思った方がいいです。朝は一晩会っていないだけなのに、この歓迎ぶり。もう自分から飛びついてきてぺろぺろ顔中をなめ回します。犬が苦手な人にはちょっと試練でしょうね。とにかくしばらくはこの儀式を止めませんからね。(2006年5月21日・夜&22日・朝撮影)

 フィラリアの薬を飲ませなければいけない季節になりましたね。うちでは以前にフィラリアでシェトランド・シープドッグを失っています。最後の苦しみを目の当たりにして、本当に胸が痛みました。ですから、いくら値段が高くてもこの薬だけは絶対に飲ませなければなりません。
 そんなことも知らずに、龍馬はチーズ欲しさに、フィラリアの薬は喜んで飲んでしまいます。この得意そうな顔を見てやってください。「もっとないの?」という顔をしていますでしょう?以前、お腹の調子を崩したときも、獣医さんが粉薬を用意してくれたのですが、その薬は甘かったのかぺろぺろ喜んで舐めてしまいました。龍馬が苦手なのは注射だけ。これは私の子供の頃と同じです。「犬は飼い主に似る」というのは本当のようです。
(2006年5月18日・昼過ぎ撮影)

龍馬君の部屋パート16

 昼間の龍馬はソファーの上でちょっと眠そうでした。夜は熟睡しないので、どうしても朝の散歩から帰ってきてから午後にかけては睡眠をとらなければなりません。ところで今日の夜は大変楽しい物語がありました。これは「ファニー・ストーリー」のページに載せたいくらいなのですが、写真入りで解説した方がわかりやすいと思ったのでここでご紹介しますね。まずは妻は何を思ったのか、足が寒くて龍馬の毛布を自分の足にかけました。それを見た私が「おいおい、飼い主が自分の犬の毛布を奪ってどうするんだよ」と言って、きちんと毛布をかけてあげます。龍馬はママからチーズをもらって謝罪をしてもらったようです。すると今度は龍馬がママの毛布の足下に陣取って眠りに入ってしまいました。でもきっとテレビの前でうるさかったのでしょう。最後はやはり自分のゲージに戻ってお休みです。この二人の関係、面白いと思いませんか?(2006年6月5日・午前中と夜撮影)

 龍馬お得意の「イヌバウワー」がついに見事にカメラに収まりましたね。龍馬はしょっちゅうこの姿勢で、腹をさすれと要求するんですよ。もちろん寝ているときも寝返りを打つとこの格好になっていることがよくあります。龍馬は呼ばれて振り返った表情がなかなかかわいいですね。ソファーの上でポーズをとって撮影させたのは初めてかも知れません。散歩の龍馬は今日は一生懸命大好きな草を食べています。胸焼けがするのでしょう。お花畑のところで石段に足をかけて畑の中を覗いているのは、いつもそこで遊んでいる猫を探しているのです。
 家に帰ってきた龍馬は自分の夕食を済ますと、余計に食欲を刺激されてしまったようで、焼き鳥を食べるパパとママに「僕にもちょうだい」とおねだりにきました。もちろん龍馬は何ももらえませんでしたが、ママはその報復攻撃を後で受けることになります。龍馬のぺろぺろ攻撃はかなり長く続いておりました。
(2006年6月4日・昼&夜撮影)

 「頭隠して尻隠さず」という格言がありますが、布団に潜った龍馬の姿はまさに文字通りです。そんなに寒くなかったのに布団に潜っていたこの時点で、龍馬はあまり体調が良くなかったのかも知れません。それが今朝の下痢につながったのでしょう。でも夜になると元気いっぱいで、ママに甘えっぱなし。添い寝してもらって、お腹をさすってもらって、もう殿様気分だったでしょうね。この後龍馬は何か食べ物を要求しましたが、もちろん却下しました。(2006年5月29日・夜&30日・夜撮影)

 久しぶりにソファーの上でポーズをとってくれた龍馬です。龍馬がソファーにいて動いていないのは、たいていはお眠りをしているときなので、とても貴重な写真となりました。それにしてもママは龍馬と骨の奪い合いですか?人間のあごの力が犬のあごの力に太刀打ちできるはずはありませんよね。でも、優しい龍馬はすぐに骨を奪い合うのをやめてママにチューをしていました。その後、入室禁止になっている洗面所に侵入したところをパパに目撃されて、しかも証拠写真を撮られて、どうしていいか戸惑っている龍馬君です。彼が洗面所に侵入すると、いろいろな物を持ち出してしまうのです。(2006年5月14日夜〜15日夜撮影)

 龍馬の「イナバウワー」です。荒川静香さんがトリノ五輪で披露する前から、龍馬はこの「イヌバウワー」のポーズに磨きをかけてきました。今晩は龍馬のイヌバウワーをどうしても撮影したくて、妻の助けを借りて龍馬を誘ったのですが、残念ながら気が乗らなかったようです。(2006年5月13日・朝&夜撮影)

 今朝はそんなに寒くはなかったですよね。それなのに龍馬は布団を自分で器用に丸めて巣作りをしてその中にすっぽりと収まってしまいました。これは犬の本能なのかも知れません。前に飼っていた同じ柴犬の雌のハナはやはり外に穴を掘ってその中に丸まって眠っていました。周囲に壁を作ることで、敵からの攻撃を少しでも防げると本能的に感じるのかも知れません。私が仕事から戻ってくると、今度はひっくり返って甘えのポーズです。(2006年5月11日・午前中撮影)

 子供の頃のお気に入りの場所というのは、大きくなってからも結局は一番最後に戻る場所なんでしょうね。龍馬は自分のケージの中で眠るのが今でも大好きです。でも子供の頃とは違って、今では横になると頭がすっぽりはみ出してしまいます。ケージの下には大きな受け皿が置いてあるので、そのまま頭を乗せたら痛いだろうと思って、龍馬の頭をそっと持ち上げてマットを敷いてあげました。すると気持ちよさそうに眠ってしまいました。でも、台所の方で何かちょっとでも音がすると、ぱっと目を開けて視線だけ台所に向けるのです。龍馬はいつでも自分が置いてきぼりになることを心配しているのでしょうか。そんなことしないのにね。
(2006年5月8日・朝&夜撮影)

 朝は、親戚のおばさんが父にお線香をあげに来てくれたので、龍馬はママにだっこしておとなしく(?)待っておりました。ママが買ってきたサザンビーチ・チガサキの花火大会のうちわと一緒に記念撮影をと思ったら、龍馬はさっそく柄のところを噛み始めました。その後、ママに足の肉球の周辺から飛び出している産毛を切ってもらっていましたが、あまりにも危なそうな光景だったので、パパがすぐにやめさせました。(2006年5月7日・午前中撮影)

 龍馬は私たちの注意をひきたくて、自分のマットを突然振り回し始めました。でもすぐに疲れてしまって、お座りをしたかと思うと、今度は大窓のそばに行って眠たい目でころがってしまいました。でも、そろそろ散歩の時間です。ママに捕まってしまった龍馬は大人しくハーネスをつけて、それでも玄関のところでママにだこしてもらって、気持ちよさそうにまどろんでいます。外に飛び出せば一気に目が覚めてしまう龍馬なんですけれどね。(2006年5月6日・朝撮影)

 龍馬が大好きなママの大変身。それにしても、どうしてまた急にショートカットにしてみたくなったのでしょうかねえ。ちなみにこのヘアースタイルだと、弟のお嫁さんである百合さんとその娘(私の姪に当たる)の沙弥と、三人は姉妹のようで区別ができなくなります。(2006年5月5日・朝&夜撮影)

 母は2階に自分の部屋があるのですが、最近ではずっとリビングに布団を敷いて龍馬と一緒に寝てくれています。まあ、いつものことなのですが、布団を敷くときには龍馬は必ず邪魔をしに来て、ときには二人がかりで敷かないとちゃんとできないことも。そして布団が敷かれると、真っ先に中央の特等席に陣取るのがこれまた龍馬なのです。今回は龍馬はそのまま寝込んでしまうことはなかったので問題はありませんでしたが、眠くてそのまま寝込んでしまうときには、母は龍馬に遠慮するように布団の端に体を入れて寝なければなりません。

 実はこの日は、写真を撮影する直前まで、龍馬はいろいろパフォーマンスをしてくれていたのです。最近のお得意は「イヌバウワー」です。フィギュアスケートの荒川選手の「イナバウアー」そっくりにからだをくねらせてお腹を上に向けてしまいます。しかしながら、この状態は非常に不安定なので、なかなかそのままじっとしていることはありません。
 一通りパフォーマンスが終わると、龍馬は私の様子を確認しにきました。布団を敷く前に私が飲んでいた牛乳を分けてあげたので、またパパが何かくれるのではないかと期待したのかも知れません。
 何ももらえないことがわかると、龍馬は布団に入った母の枕元にどかっと陣取りました。もちろんこのままの姿勢で眠り込んでしまうことはありません。一旦は自分のケージの中かソファーの上に行って眠っていて、夜少し冷え込んでくると母の布団の中に潜り込むというのがいつものパターンです。
 ところが、龍馬は自分が暑くなると布団から出て、寒くなるとまた布団に入ってを繰り返すものですから、母は布団を龍馬に奪われて、風邪を引きそうになったことが何度もありました。自分が寒いと、母の体にぴったり体を寄せて来るそうで、そういうときは母の方が暑くてたまらないそうです。でも、そんな龍馬のことが母はかわいくて仕方ないようです。(2006年5月5日・夜撮影)

 「石山外語学院」の宣伝も兼ねて、龍馬のかわいい写真を題材にした特製のラミネートしおりを作りました。大量に何千枚も作成することはできませんが、5月8日の月曜日から宣伝用の看板のところに小さなビニールボックスをつる下げて、自由に持ち帰れるようにしたいと思います。きっとすぐになくなってしまうでしょうね。でもこの小さなしおりが「石山外語学院」に親しみを持ってもらえるきっかけになれば幸いです。龍馬君は自分の写りを確認しているようです。気に入ってくれたのでしょうか。それともただ単に食べ物と勘違いしているだけかも。(2006年5月4日・午後撮影)

 龍馬はだっこされるのが大好きです。でもなかなか捕まらないんですけどね。昨夜はパパに見事に捕獲されて、無理矢理だっこされてしまいました。ところが龍馬はパパの体温が気持ちよかったらしく、そのままお眠りしてしまったのです。パパの体の上に乗せられても静かにしています。スキンシップというのは人間の子供もペットの犬も同じように大切なのですね。解放された龍馬はパパの顔をペロペロ舐めて「ありがとう、パパ」と一生懸命言おうとしてくれます。
 その後、ママと同じ毛布の中で眠ってしまった龍馬。どうして離れているのでしょうね。龍馬は添い寝をするときも、べったりとひっついているよりは、ある程度の自由が保障された距離を保つのが好きです。それでもよく見てください。ママの手にしっかり自分の手を絡めているでしょう。(2006年5月2日・夜撮影)

 昼間の龍馬はたいていはぐーすか寝ています。ソファーの上からケージの中、玄関マットの上からリビングの窓のそばまで、まさに神出鬼没の状態で忍者のように移動しては眠ってしまいます。そして、目が覚めるといたずらっぽい顔で何かやることを一生懸命探しているようです。(2006年4月30日・午後撮影)

 パパだけが庭に出て散歩をしているように思ったのでしょうね。私は庭の花の写真を撮っていたのですが、龍馬は「どうして僕を置いていったの?」というような不満げな顔をしています。いつも一緒に連れて行ってもらわないと満足しない、甘えん坊の龍馬でした。(2006年4月26日・朝撮影)

 「犬は飼い主に似る」とよく言われますが、龍馬の場合にはママとよく似ていますよね。目がでかくて甘えん坊で…。優しいところはパパに似たのかな?それとも好奇心旺盛と言うか、注意散漫と言うか、猪突猛進というか、そういうところがパパ似なのかも。散歩前なのにどうしてそんなに浮かない顔をしているの、龍馬?
(2006年4月25日・朝撮影)