龍馬君の部屋パート14

 夜になって、居間の窓際のカーテンの前で寝そべっていた龍馬が突然パパの顔を見ながら、「ワン!」と2回ほど吠えました。ママもパパも何を要求しているのか理解できないでおりましたが、そのうちママが「もしかしたらパパのいるソファーの場所を譲れっていうことなんじゃない?」と言うので、試しにパパがどいてみましたら、ママの勘はどんぴしゃりでありました。何と龍馬はパパの居場所を占領したくて「パパ、そこどいてよ」と吠えたのでした。
 自分のお気に入りの居場所を確保した龍馬はもう得意満面です。でも、そのうちまたカーテンのところに移動。そしてまたソファーへと忙しい龍馬でした。今は、ホットカーペットの上にだら〜んと寝そべっています。全くどちらが家の主なんだかわかりません。でも、この天使のようなかわいい顔に負けちゃうんですよね。
(2006年3月5日夜撮影)

 今朝は母が忙しかったので、私と妻の二人で龍馬の朝の散歩に出かけました。龍馬はいそいそしていて、ウンチも特大大盛りのを張り切ってしてくれました。それじゃあいつもより余計に歩こうかということで、普段はあまり通らない道をいくつも通ってみましたところ、いろいろな人たちに出会いまして、そのたびに龍馬は優しくなでてもらっていました。龍馬はどこに行っても、子供にも大人にも犬仲間にも人気があります。(2006年3月5日朝撮影)

 私が仕事から帰ってきたときの龍馬はちょっと甘えん坊になっていました。我が家では松平健さんの「暴れん坊将軍」が大好きなのですが、龍馬の場合は「甘えん坊将軍」なんです。ママが冗談で龍馬をソファーに横になった私の上に乗っけたら、龍馬は居心地が良かったらしく、そのまま動きませんでした。今朝もどことなく寂しそうな表情をしていたので、だっこをしてあげたらやはり大人しくそのままになっているのです。ママにもしっかり甘えておりました。しかし、その原因は母が散歩から帰ってきて判明しました。今朝の龍馬はどうやらおしっこを我慢していたらしいのです。それで激しく動かなかったというだけのことのようです。犬は言葉が話せませんから、飼い主である私たちがちゃんと龍馬の心を読めなければなりませんね。反省しました。(2006年3月2日夜・3月3日朝撮影)

 龍馬はちょっとくつろぎ過ぎではないでしょうかね。夕方ひょっと龍馬の方を見ると、布団の上でお腹を上に向けてものすごい格好でひっくり返っているのです。全く、無警戒なこときわまりないワンちゃんです。家族の前だから安心しきっているのでしょう。(2006年3月6日夕方撮影)

 今晩の龍馬はどことなく元気がないのです。パパにだっこされた顔を何だか心細そうな表情。特に体の調子が悪いとは思えないのです。実はまだ情報が確実ではないのですが、小さい頃から龍馬をかわいがってくれいた、捨て犬を大事に育てていつも欠かさず散歩をしていた近所のおばあちゃんが、どうも亡くなられたようなのです。動物は敏感ですから、おばあちゃんの死を悼んでいるのかも知れません。龍馬と会うと、いつも乾燥させた食パンをくれた本当に品のいい優しいおばあちゃんでした。ゴンちゃんとチャコちゃんという年老いた犬を連れていつも散歩をしていたおばあちゃん。ご冥福をお祈りします。(2006年3月3日夜撮影)

 今日はあいにくの冷たい雨。龍馬にとっては大変な一日でした。朝の散歩では雨に濡れながらの散歩だったので、気分が向かなかったのかウンチをしませんでした。龍馬の場合はウンチをする場所にもこだわりがあるらしく、気に入らないとしないのです。帰ってきてからパパと一緒にシャワーを浴びて、昼間はゆっくりと寝ころんで過ごしました。そして夕方の散歩では今度はママが一緒だったのですが、雨脚が強かったせいもあって、一度目の散歩ではウンチが出ず、仕方なくママが二度目の散歩に連れて行ってようやくウンチをしたというわけです。家に帰ってきたときにはパパがECCの仕事から帰っていたので、パパとしばらく戯れました。でも、今日は三回も散歩をしてしまったので、どうやらさすがの龍馬もお疲れのようです。今もホットカーペットの上でうとうとしています。(2006年2月26日朝から夜まで撮影)

 龍馬は布団を敷いてあげても、最初しばらくの間はソファーの上の自分の気に入った場所で寝息をかいています。枕に頭を寄せるのは、少しでも明かりから顔を隠したいからのようです。そして、またしばらくすると布団の上にやってきて必ず中央に位置します。ですから、この状態で寝入ってしまうと後から布団に入る母が足のやり場に困ってしまうということなのです。ママに甘えきっている龍馬を見てやって下さい。(2006年2月24日夜・25日夜撮影)

 龍馬にとっては記念すべき国際デビューの晩となりました。現在はカナダに在住しているアビ君一家。写真を見ればすぐにわかると思いますが、一家は元々はインドの方たちです。カナダのIBMで働いているお父さんは現在はインドに用事で行っています。ですから日本に滞在しているのは科学者のお母さんと一人息子のアビ君だけ。
 2年前にお父さんがカナダに転勤になるまでは、日本で仕事をしておられたので、アビ君一家と義理の母との関係はその頃にできあがりました。アビ君の家にヘルパーとして入り、アビ君の成長をずっと見守ったのが義理の母でした。カナダに転勤が決まったとき、アビ君一家は初めて茅ヶ崎を訪れました。私と一家との出会いはそのときが初めてです。インドで優れた教育を受けた科学者夫妻のお二人の英語はものすごくきれいで、最初に会話をしたときの鮮烈な印象は今も強く残っています。
 久しぶりに話をしたお母さんは、相変わらずきれいな英語で楽しそうに話してくれました。カナダに移住した当時は、半年くらい地元の生活になじめなかったそうです。カナダは私たちが想像しているのとは違って、まさに「人種のるつぼ」。その中で生活のリズムを作るのは、さすがに国際感覚の豊かなお母さんにとっても容易なことではなかったのでしょう。どちらかと言えばアビ君の方が順応性に長けていたようで、本人に訊いたところでは、学校は楽しくて仕方ないそうです。
 アビ君が龍馬にどうしても会いたいと申し出てくれたお陰で、ほんのちょっとの時間でしたが、私もアビ君たちと再会することができました。龍馬も突然の外国人の訪問に興奮してしまったようでした。アビ君とはすぐに仲良しになって、龍馬も本場の英語を耳にする初めてのチャンスとなりました。いい子にしてお母さんから"Good boy."と言われた龍馬はきっと喜びの絶頂だったことでしょう。でも、やっぱりママの腕の中が一番居心地がいいようですね。龍馬が我が家にやってきたとき、車の中でずっとママの腕の中に抱かれていたのですから。(2006年2月22日夜撮影)

龍馬君がついに国際デビューを果たしました!

 ママがおそるおそる骨を持っている理由はそばにいればすぐに理解できます。自分の顔の近くで龍馬が思いっきり骨をかじっているのを見ていたら怖くなってしまうんです。そのくらい龍馬のあごの力というのはすごいんです。ものすごい顔でしょう?でも、一通り骨かじりに飽きてしまうと、龍馬はいつものソファーの定位置に移動して丸まってしまいました。ママがそっと毛布を掛けてあげると、龍馬は気持ちよさそうに寝息を立て始めました。でも、ちょっとでも何か音がするとすぐに眠そうな目をめいっぱい開いてしまうのです。さすがに犬の警戒心というのは鋭いものですね。(2006年2月21日夜遅く撮影)

 皆さん笑ってやって下さい。これではまるでコマ漫画ですよね。最初はママが読んでいた新聞を前にじっと考え事をしていた龍馬は、ママがちょっと油断した隙に新聞の上に陣取ってしまいました。「ママ、新聞なんか読んでいないで、僕と遊んでってば」というような感じなのでしょうか。そのうち、ママにおべっかを使いに行ったかと思うと、今度はまた新聞の上に横たわってママに甘え始めました。そして、パパに逮捕されてしまった龍馬はパパの腕の中で何とか脱出しようともがいているというわけです。でも、最初はパパの腕の中も暖かくて気持ちいいのでじっとしておりましたが。
 ちなにみ、中段の龍馬はどことなくコーギーに似ていますよね。龍馬が散歩の途中で出逢う犬で大好きなのが、コーギーとビーグルと大型犬なのです。龍馬は目が大きいので、耳をぴんと大きく立てるとちょうどコーギーのようになるわけですね。(2006年2月20日夜撮影)

 龍馬は家族のうちの誰か一人でも外出すると、玄関の上がりかまちのところに行って、そこでその人間が帰ってくるまでずっと待っていようとします。このときは母が買い物に出かけてしばらくは帰って来そうになかったので、龍馬が寒いといけないと思って、パパが龍馬の横に寝そべってお付き合い。龍馬は温かくてうとうとし始めてしまいました。犬というのは本当に忠実な動物ですよね。ちゃんと番犬をしているのですから。(2006年3月7日昼撮影)